任天堂オブアメリカの社長「Wii Vitality Sensorは現時点では理解されづらい」
任天堂オブアメリカ(NOA)のReggie Fils-Aime氏は、Wii Vitality Sensorが現状では理解されづらいものであるといいます。
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Reggie Fils-Aime氏は海外サイトFASTCOMPANYのインタビューに対し「楽しさとフィットネスの組み合わせは急速にレッドオーシャン(競争者の多い市場)となっている」と発言。モーションコントロールがレッドオーシャンになるかも知れない現状において、任天堂の戦略にWii Vitality Sensorが必要であるとの見解を明らかにしました。
また『Metroid: Other M』のようなタイトルがターゲットとする層はゲームに精通したスタイルを持つ「新たなコア」であると形容。「「新たなコア」はニンテンドーDSやニンテンドーDSiを買い『Nintendogs』や『スーパーマリオブラザーズDS』を遊んだ少女かも知れない。こうした層へのもう一つのステップは『Wii Fit Plus』やWii Vitality Sensorを提案することである」とコメント。ニンテンドーDSの世代が成長した層が「新たなコア」層であり、従来とは異なった「新たなコア」層へ様々な提案を行っていくとしています。
Wii Vitality Sensorを従来型のゲームに組み込むことが障害となるか、という質問に関しては「はじめてニンテンドーDSを見せた時にも同様の会話があった。“タッチスクリーンや音声認識がどのように働くのか……分からない”と。Wiiリモコンの時も同じだった。Wii Vitality Sensorでも同じような話を聞いている。あなたが“分かった!”というような経験を開発者と共に作り出していくつもりだ。理解するのはソフトが出るまで難しいだろう。私が特大の体重計の上に立って“これが楽しい”といっても、あなたは“Reggie、分からないよ”というだろう。だが我々は、世界中で三番目に大きなデベロップメント・プラットフォームであることが立証されたバランスWiiボードと共にある」と回答しています。
ニンテンドーDSやWiiリモコン、バランスWiiボードと同様に成功を確信していることが感じられるWii Vitality Sensorですが、現時点では理解することが難しくて当たり前のようなので、素直にソフトの発表を待つのが得策の模様です。
《水口真》