インサイド編集部では、先日のE3レポート「【E3 2009】クールなゲーム機用スキンを制作するGelaSkins」でもご紹介したジェラスキンズさんのご協力を得て、製品を各種入手しましたので、さっそく貼り付けレポートをお送りします。
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ジェラスキンズはスリーエム製「コントロールタック」フィルムに著名デザイナーや歴史的な画家の作品をプリントし、曲面や立体面にも貼り込みやすいように細やかなカッティングを施したシールスキンを数多くリリースしています。このフィルムは、バスやトラックの車体ラッピングなどにも用いられるものと同じく、エア抜きの細かい溝を備えています。
また、ひっかき強さを保ちつつ曲面に適用する際には柔軟に変形するので、ニンテンドーDSiのディスプレイ周囲の枠やiPhone 3G/3GSの背面などにもぴったりと密着し、まるでオリジナルペイントを施したような仕上がりとなります。
今回は、貼り付けサンプルとしてニンテンドーDSiに「花咲くアーモンドの小枝」(フィンセント・ヴァン・ゴッホ)、iPhone 3GSに「オールドスネーク1」(メタルギアソリッドタッチ/コナミデジタルエンタテインメント)をチョイスしてみました。
貼ってみました(1)
貼ってみました(2)
DSi外側天板、底面への貼り付けは、カメラ穴やカートリッジスロットの形に合わせながら行うと比較的簡単です。底面シートは、イヤホンプラグ穴やペンスロット、SDカードスロット、ボリュームスイッチなども操作できるようにきれいにカットされていますので、それらをふさがないように注意しましょう。
3D曲面がそれほどないので、この2面は比較的簡単に作業ができます。布などで空気を抜きつつ角を密着させて貼っていけば完了です。
DSi内側は微妙な3D曲面や各種ボタン、スピーカー穴などがあるので外側よりも集中力が必要です。ただ、一般的なシールと違いジェラスキンズはやや厚みがあり、「貼りやすくはがしやすい」粘着性を備えています。
細かい貼り直しでシートがよれたり伸びたりすることも少ないので、気に入らない位置取りになってしまったら迷わず張り直すことをおすすめします。
動画にも何度もやり直す模様が映っていますが、下画面は十字部分、電源、ボタンなどが多い上に画面額縁が狭いので、もっとも難航する作業です。シートが一部分でもスクリーンにかかってしまうと見えにくくなりますし、シート穴がボタンに当たるなどはもってのほかなので、操作性を損なわないようにきれいに貼っていきましょう。
上画面外周部の反りや、上下画面額縁の立体部分なども布で押さえて密着させていけば、自分で貼ったとは思えない仕上がりに驚くかもしれません。
iPhoneに貼ってみた
iPhone 3G/3GS版については背面シール1枚しかないので、作業自体はさらに簡単です。カメラ穴を合わせ、回転方向にずれないように位置取りをして背面の中央部分を押さえ、周囲を貼っていきます。
角の曲面処理がDSi版とはことなり、シートをやや伸ばすような形でシワを消しながら、ゆっくりと布などで丸みを作っていくと失敗しにくいようです。
iPhone 3G/3GS版にはさらに特典があり、画面ロック時の背景壁紙ダウンロードサービスがついています。スキンシールと同じデザインの待受画面にするもよし、お気に入りの画像にしてみるのもよし、ダウンロード回数は無制限なので、いろいろ試してみるのも楽しいです。
ただ、メタルギアソリッドタッチの背景壁紙については、ゲーム内通貨『DP(ドレビンポイント)』を使用して入手するようになっていますのでご注意を。
iPhone 3G/3GSのプロテクトがスキンシールだけでは不安だという場合、デザインを活かしクリアハードケースと併用する手もあります。実際に筆者の私物iPhone 3GSで用いている商品ですが、パワーサポート製の極薄ポリカーボネートクリアカバー『Airジャケットセット』は、ジェラスキンを貼った上からカバーを装着することができます。
Airジャケットのみを装着したときに起こりがちなモアレ現象も発生しにくくなるため、非常に相性の良い組み合わせです。
DSi版はまだ正規輸入されておらず発売はこれからとのことですが、DS Lite版、iPhone 3G/3GS版は数多く、今回はご紹介しきれませんでしたが各世代iPod用やノートパソコン向けの汎用サイズ品なども多彩なデザインが準備されています。
好みのデザインを簡単に適用でき、貼り直しや復元なども容易なジェラスキンズ。パーソナルな機械であるDSやiPhoneなどに、更なる「愛機」に変身させてみては?