「IGF Mobile Awards」唯一のDSゲーム『Reflection』は学生プロジェクト-その開発秘話とは?

インディペンデント系デベロッパーや個人が作成したモバイルゲームを評価する「IGF Mobile Awards」。iPhoneのゲームがほとんどをしめる中、唯一ニンテンドーDSで受賞した『Reflection』とはどんなゲームでしょうか。

任天堂 DS
インディペンデント系デベロッパーや個人が作成したモバイルゲームを評価する「IGF Mobile Awards」。iPhoneのゲームがほとんどをしめる中、唯一ニンテンドーDSで受賞した『Reflection』とはどんなゲームでしょうか。



『Reflection』はニンテンドーDSの二つの画面を駆使した横スクロールアクション。
鏡写しになった二つの世界でプレイヤーを同時に操り、様々な謎を解きつつ前進していきます。
南カリフォルニア大学の学生達によって開発された『Reflection』は「Next Great Mobile Game」での受賞。唯一のニンテンドーDS作品ですが、当初はPC用として作られていたといいます。

『Reflection』の制作は学生たちが同じ学生をスカウトすることで進行したといいます。当初アーティストが不足していたという『Reflection』チームは、スカウトのためにアート系の学校へ。次に音楽スタッフの不足が明らかになったため、音楽学科で人捜しをするなど、学生であることのアドバンテージを活かして人材を確保していったとのこと。また、スタッフを確保する際にはラップトップPCによるデモンストレーションが有効だったとされています。

メインスタッフが同級生だったこともプラスに働いたものの、皆が帰省する夏休みはコミュニケーションを保つのが難しかったとのこと。メッセンジャーや電子メールで非常に多くのやりとりをしたとのことですが、この辺りは学生プロジェクトの弱点といえそうです。

「チームリーダーとして大切なのは自分が欲しいものを作るのではなく、他の皆が望むものを作り出すこと」とプロジェクトリーダーであるKeith Riley氏は語ります。なお、GameSetWatchによると、『Reflection』は既にKONAMIがDSiウェアとしての販売を打診しているとのこと。もしかすると皆さんのニンテンドーDSiで遊べる日も遠くないかも知れませんね。

《水口真》

【注目の記事】[PR]

関連ニュース