【TGS 2010】『サガ3 時空の覇者 Shadow or Light』三浦プロデューサーに聞く

今冬発売予定のニンテンドーDS向け『サガ3 時空の覇者 Shadow or Light』は、1991年にゲームボーイ向けに発売された『時空の覇者 Sa・Ga3』を完全リメイクした作品です。

任天堂 DS
サガ3 時空の覇者 Shadow or Light
サガ3 時空の覇者 Shadow or Light 全 7 枚 拡大写真
今冬発売予定のニンテンドーDS向け『サガ3 時空の覇者 Shadow or Light』は、1991年にゲームボーイ向けに発売された『時空の覇者 Sa・Ga3』を完全リメイクした作品です。

本作ではオリジナルのストーリーを基軸としながらも、キャラクターやバトルシステムを一新。サガシリーズの最新作と呼んでも過言ではないタイトルになっています。

スクウェア・エニックスブースにて本作の三浦宏之プロデューサーにお話を伺う事ができました。

三浦宏之プロデューサー


―――まずリメイクの経緯を聞かせてください

三浦: 先に『Sa・Ga2 秘宝伝説』を『サガ2 秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』としてニンテンドーDSでリメイクしていますので、順番的に次は本作という流れはあるかもありました。

それに加えて、シリーズの中で最もオーソドックスなRPGのシステムを採用したのが『時空の覇者 Sa・Ga3』でした。いわゆる「サガらしくない」という声は当時からユーザーからあがっており、それをサガシリーズとして再構築してみたいと強く思っていました。

―――『1』や『2』の文法で『3』を作るとどうなるか、という

そうですね。『3』はサガシリーズのタイトルとしては路線が違うなという意見がありましたので、思いっきりサガらしさを前面に出すとどうなるか、それを新旧のユーザーにお届けしたいという思いが強かったです。

―――三浦さんが考える「サガらしさ」というのは?

自由度の高さや、システム面での熟練度や成長システム、戦闘システムなどがサガらしさの要素ではないでしょうか。今回は戦闘システムでもオーソドックスなRPGタイプだったのを、熟練度や連携などの要素を入れてサガらしく遊べるようにしています。



―――逆にオリジナルから変わらない部分というのもあると思いますが

そうですね。基本となるストーリーは変わっていません。ただ、核は残しつつ、かなり肉付けを行っています。それ以外に関してはいかに変えるかというチャレンジで、開発を行っています。

―――武器の名前や魔法の名前は懐かしいものが見受けられました

モンスターや武器の名前など、名称的なものは残すようにしています。そうしないと影も形も無くなってしまいますからね。

―――サガシリーズは音楽も人気がありますよね

今回の楽曲はシリーズでお馴染みの伊藤賢治さんにお願いしています。また、オリジナル版で楽曲を手掛けた笹井隆司さんにもお願いして、お二人のコラボレーションで楽曲制作を行いました。伊藤さんはメロディアスな曲が、笹井さんはロックテイストな曲を得意とされていますので、それぞれ担当を分けてお願いしました。二人の楽曲が上手く融合して全体として調和のとれたものになっていると思います。

―――それでは最後に期待しているユーザーの方に一言お願いします

基本的には『時空の覇者 Sa・Ga3』のリメイクになるのですが、シリーズ最新作を作るつもりで開発しました。その上で、いかにサガらしさを出せるかを追求した作品になっています。オリジナルを遊んだ方も、そうでない方も満足いただけるものと確信していますので、ぜひ楽しみにしていてください。

―――ありがとうございました

(C)SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. キャラクターデザイン:小林 元

《土本学》

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