番組検索からユーザー同士の交流など、Nintendo TViiはただのストリーミング再生ではない
これまであまり明らかにされていなかったNintendo TViiの詳細について、海外サイトでいくつかの情報が掲載されていたので紹介したいと思います。
任天堂
Wii U

まずNintendo TViiを起動すると、「Netflix」や「Hulu plus」、「Amazon Instant Video」など、サポートされているストリーミング放送のサービスに接続されます。この際、ユーザーが利用中のサービスについて最初に設定する必要はありますが、とくに別のアプリをダウンロードする必要はありません。
ユーザーが観たい番組を選択すると、Nintendo TViiは現在利用可能な全てのサービスの中から、視聴可能なものを表示します。既存のデバイスの多くは、各ストリーミング放送用のアプリを使いその中で自分が観たい番組を探すというようなシステムになっていますが、Nintendo TViiの場合はそれ自体が検索システムの役割を担っており、複数のシステムの中から目的の番組を選んでくれるという、ユーザーフレンドリーなスタイルとなっています。
さらにユーザー個人のプロファイルの中でお気に入り番組リストを作成できるため、プライベート感も保て、家族が記録したお気に入り番組が混在して目的の番組をなかなかを探し出せないといったトラブルも起こらなさそうです。このお気に入りリストは、ダイヤル方式のユーザーインターフェースで直感的に操作することができます。
なお、番組を観ながらほかのWEBコンテンツへも簡単にアクセスすることができるため、今観ている映画の情報を調べるためにネットで検索したりといったような使い方もできるようです。
また、将来的にはMiiverseのようなソーシャルネットワークサービスを包括し、スポーツ番組をみながらゲームの内容についてコメントしたり、それに対するリプライができたりと、同じ番組を観ているユーザー同士の交流が可能な機能も用意されるようです。
日本のストリーミング放送は、まだそれほど多くのコンテンツが用意されておらず、ユーザーの利用数も海外ほど多くはありません。さらに、そのようなサービス自体を知らない人も多数存在しています。
しかし、ユーザーフレンドリーな操作で簡単に目的の番組が探し出せ、将来的にはソーシャルの要素も包括するNintendo TViiの登場は、今後のストリーミング放送サービスを取り巻く状況を大きく変える可能性を秘めているのかもしれません。
《菜種》
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