マリオの生みの親・宮本茂氏、60歳の誕生日を迎える
マリオの生みの親として知られる任天堂の宮本茂氏が、今日で60回目の誕生日を迎えました。
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1952年11月16日生まれの宮本茂氏は、1977年に任天堂に入社。その後『ドンキーコング』『スーパーマリオ』『ゼルダの伝説』などの人気ゲームを数多く生み出したのはご存じの通り。2000年以降では犬を飼い始めた影響から『nintendogs』、体重を量る習慣が楽しいことから『Wii Fit』、犬と一緒に猫も飼いだしたら『nintendogs + cats』・・・といったような、身の回りの関心からヒット作が誕生しています。
■宮本茂 略歴(任天堂ホームページより)
昭和27年11月16日生まれ
昭和52年4月 任天堂入社
平成8年2月 情報開発部長
平成12年6月 取締役就任(現在)
情報開発本部長(現在)
平成14年5月 専務取締役就任(現在)
代表取締役就任(現在)
昨年は引退騒動(※)で世間を騒がせましたが、その際「僕が望んでいるのは本当に何か新しいもの、そして任天堂の未来にとって重要なものに取り組む事です。ゲームというものの境界や定義自体を広げるようなものに挑戦したいと思っています」と述べており、今後も任天堂でビデオゲームの開発を行っていくことを表明しました。
(※引退騒動・・・翻訳過程のミスで)
先日、スペイン皇太子賞を受賞したことは記憶に新しい出来事。近年は社長が訊くでよく表に出てくる機会が増え、直近では『いつの間に交換日記』に手書きメッセージを『New スーパーマリオブラザーズ2』ユーザー向けに配信しました。
最近の宮本さんは知っているけど、それ以前は知らない・・・という若い読者さんは結構いるかと思います。そこでYouTubeに投稿されている宮本氏関連の動画をいくつかピックアップ。振り返ってみようと思います。
■2001年 ゲームキューブ『スーパーマリオ128』デモ
宮本氏がゲームキューブの性能を実機でプレゼン。128人のマリオが処理落ちすることなく動いている所を見ることができました。雑誌などでスクリーンショットを見たことがある方は多いかなと思いますが、動いている所を見た人は少ないのではないでしょうか。100匹のキャラクターを操作して遊ぶ『ピクミン』、アニメーションのようなグラフィックが特徴の『ゼルダの伝説 風のタクト』などに影響を与えてました。
■2004年 『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』発表
『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』が発表されたE3 2004。『ゼルダの伝説 風のタクト』のトゥーンシェードのグラフィックから一転、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のようにリアルになった新作発表で会場は大歓声が沸きました。トレイラー上映後、マスターソードとハイリアの盾を装備してステージに宮本氏が登壇しています。
■2012 Wii U『ピクミン3』発表
記憶に新しいE3 2012。長年作っているといわれてきた『ピクミン3』が正式にお披露目されました。Wii Uを使った新しいピクミンは、2013年春頃発売される予定になっています。
■2012年 スペイン皇太子賞受賞
一番最近の出来事。2012年10月26日にスペインで開催されたアストゥリアス皇太子賞の授賞式に参加。長年のゲーム開発の功績が認められてスペイン皇太子賞受賞を授賞しました。
任天堂に入社して35年、60歳という節目の年を迎えた宮本氏。今後の新作にも期待したいですね。
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