Wii Uのディスクドライブはパナソニック製 ― 任天堂に新開発の光学ユニットを大量供給

朝日新聞の報道によると、パナソニックが任天堂にWii U向けの光学ディスクの基幹部品を大量供給することが明らかになりました。海外で公開されたWii Uの分解写真を見てもパナソニック製であることが明らかになっています

任天堂 Wii U
Wii Uのディスクドライブ
Wii Uのディスクドライブ 全 2 枚 拡大写真
朝日新聞の報道によると、パナソニックが任天堂にWii U向けの光学ディスクの基幹部品を大量供給することが明らかになりました。海外で公開されたWii Uの分解写真を見てもパナソニック製であることが明らかになっています

報道によれば、パナソニックが供給する部品はWii U向けの光ピックアップを内蔵したドライブユニットで、パナソニックのブルーレイディスク録画・再生機「ディーガ」で培った技術を応用した新開発ユニットだということです。外販するのは初めてで、パナソニックの海外工場で生産したものをゲーム機の組み立てメーカーに納入していくということです。

この報道のとおり、海外サイトで公開されたWii Uの分解写真で見る限り、パナソニックがインドネシアで製造したディスクドライブが搭載されています。

また、ディスクドライブはブルーレイディスクドライブに近い、という情報も、「ディーガ」の技術を応用した新開発製品だということで納得がいきます。

大幅な赤字を計上しているパナソニックですが、今後はB to B取引に経営資源をシフトし、収益改善を図っていきます。安定した生産を見込むWii Uに基幹部品を供給していくことで、不振にあえぐブルーレイ事業を下支えする可能性もあるということです。

《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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