【そそれぽ】緊急号外:予想以上に「使える」!3DSの『レコチョク』を試してみた!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート【そそれぽ】、今回は緊急号外でお送りします。

任天堂 3DS
3DS『レコチョク』のメインメニュー。スッキリ見やすいです
3DS『レコチョク』のメインメニュー。スッキリ見やすいです 全 11 枚 拡大写真
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート【そそれぽ】、今回は緊急号外でお送りします。

今回お届けするソフトは、先日配信が開始されたニンテンドー3DSダウンロードソフト『レコチョク』です。

ソフトというよりは「アプリケーション」という印象の『レコチョク』。3DSで音楽を買ったり聴いたりと、細かな使い勝手はどうなのか?作曲活動の方ではレコチョクさんからもそこそこに楽曲が配信されている筆者が、特に気になるポイントをチェックしていきたいと思います。

※画像はiPhoneで無理矢理ニンテンドー3DS本体画面を撮影したものです。

■ソフト本体の容量は小さめ、操作は直感的
無料で69ブロックと、ソフト本体は非常に小さくてお手軽です。また、追加データも3曲ダウンロードした時点で111ブロックと、映像コンテンツなどに比べればかなり小さめ。SDカードに空き容量があったらとりあえずダウンロードしておいても良さそうなお手頃サイズです。

ソフトの動作はそこそこに軽快。ネットにアクセスする度にわずかに読み込みがあるものの、個人的には許容範囲です。タッチペン操作・ボタン操作の両方に対応しているので、いつも3DSで遊んでいる人なら直感的に操作できます。


■IDなしでもランキング閲覧&試聴可能
ストアのランキングの閲覧や試聴だけなら、レコチョクのアカウントなども特に必要ありません。テレビやCMなどのタイアップ情報なども豊富なので、特に、最近耳にする気になる曲を手軽にチェックすることができます。デザインもわかりやすく、想像以上に見やすい・使いやすい印象でした。

表示された楽曲のアーティスト名をタッチすることで、アーティストの楽曲一覧を見たり、直感的に楽曲を掘り起こすことが可能です。もちろん、検索バーから楽曲名やアーティスト名などを直接入力して探しだすことも可能。


■楽曲の購入
楽曲を購入するにはクラブレコチョクに入会しIDやパスワードを入力する必要あります。この入会の流れは3DSのブラウザ機能でもギリギリ行うことができますが、メール確認などがあるため、やや不便。もともとIDを持っていれば全く問題ありません。個人的には新規登録の場合はPCなどを使用することをオススメします。

目当ての楽曲があったら「この楽曲を購入する」を選びます。楽曲の購入処理などはニンテンドーeショップに準拠していて、ニンテンドーポイントが必要となります。楽曲購入時に課金することも可能なので、あらかじめeショップに残高がなくてもOK。また、ダウンロード時もゲームらしい演出が用意されているので、そのあたりもゲーム機ならではである印象を受けました。


■音楽プレイヤー機能
音楽プレイヤーとしての機能は至って「普通」。購入した曲が「プレイリスト」に入り、「全楽曲」「アーティスト」「(再生回数)トップ20」「最近保存した楽曲」でリストアップすることが可能で、再生時にはシャッフルやリピートなどを選ぶことができます。

また、音楽を再生しながらストアを閲覧することも可能で、下画面の左下には常にプレイヤーを表示できるアイコンが表示されています。タッチでプレイヤーを呼び出せて、これがなかなか便利。

端子に接続したヘッドフォンなどで音楽を聴いている状態では、本体を閉じてもそのまま音楽を聴くことができます。本体を開いている状態でヘッドフォンが抜けてしまった場合は音楽が停止され、静かめなメニューのBGMに(設定で無音にすることも可能)。音質を調整するイコライザなどの踏み込んだ機能は特にありませんが、余計な機能が一切ない簡易プレイヤーとして、その機能は十分果たしていると思います。


■ニンテンドー3DSサウンドとは自動連携せず
残念に感じたのは、3DS内蔵ソフト『ニンテンドー3DSサウンド』と直接連携できないところ。これは相互に実現されておらず、『レコチョク』のプレイヤーに『3DSサウンド』用にSDカードに入れた楽曲は表示されず、『3DSサウンド』側にも『レコチョク』で購入した楽曲は表示されません。3DSでダウンロードした楽曲を同じ端末内のソフトで共有されないのは不便です。

――――【修正】――――
ニンテンドー3DS3DSサウンドと「手動」の連携できました
上記の項目について、コメントやTwitterでご指摘頂きましたので訂正致します。『レコチョク』でダウンロードした楽曲を『ニンテンドー3DSサウンド』で聴く場合、上記のような方法を取らずに『レコチョク』の「プレイリスト」の機能「SDカードに出力」を使用することで3DS本体内で完結することができました。

『レコチョク』のプレイリストの楽曲上で「タッチ長押し」もしくは「Xボタン」で楽曲メニューを表示し、「SDカードに出力」を選択するとSDカードに楽曲が出力されます。出力された楽曲は『ニンテンドー3DSサウンド』上でも表示されるようになります。尚、『ニンテンドー3DSサウンド』の楽曲を『レコチョク』のプレイヤーで再生することはできませんのでご注意ください。

誤情報を記載してしまい、申し訳ありませんでした。
――――――――――――

『レコチョク』で購入した楽曲をPCで再ダウンロードし、その楽曲データをSDカードに入れて『3DSサウンド』で再生することも可能でした。(IDによる紐付けは後述)


■総評(IDなし):ランキングビューワーとして使う価値あり
レコチョクランキングは、国内の音楽ダウンロード配信ランキングではかなりポピュラーで、それを逐一チェックできるのは結構便利。また、ビューワーとしての動作も、ありがちなゲーム機の「オマケ機能」とあなどるべからず。直感的な使いやすさ、見やすさの部分では、iTunes Storeにも引けを取らないと個人的には感じました。

ただし、試聴の秒数が極端に短かったり(最短10秒?)、その試聴がイントロだけで終わってしまったりと、細かな点で物足りなさも感じました。また、検索した際に、ジャケットや楽曲の存在は表示されるのに「楽曲なし」と表示されたりと、システム的に未対応なのか中身の部分が追いついていない印象も目立ちます。

インターネット接続環境があれば、IDなしでも上記のようなことができるので、新曲のチェック、ランキングのチェック、それにあわせて試聴といった用途で、十分実用的なソフトに仕上がっていると思います。


■総評(IDあり):他のデバイスと連動させて真価を発揮
購入した楽曲はレコチョクのアカウントで紐付けられているので、3DSで購入した楽曲を他のデバイスからダウンロードしたり聴いたりすることが可能。3DSで一度購入してしまえば、アカウントを紐付けている全てのデバイスでダウンロードすることができます。

前述の通り3DSで購入し、PCで再ダウンロードした楽曲は、『3DSサウンド』でちゃんと再生できたほか、iTunesからiPodやiPhoneに転送させて聴くこともできました。(直接ダウンロードできる専用のiOSアプリもあるようですが、iTunesからiPodに同期する形でも、ちゃんと再生できました)


■総評の総評:予想以上に実用的だから試しにダウンロードしてみるべし
第一印象では「3DSで音楽をダウンロード購入」ということにやや不安を覚えていたわけですが、極端にアカウント登録をせまられたりするような表示があるわけでもなく、音楽ランキングビューワー&試聴アプリケーションとして、想像以上に実用的でした。インターフェイスも非常にわかりやすく使いやすいです。

3DSのネット接続環境さえあれば、ヒマつぶしにはもってこい。レコチョクのアカウントがあればその場で購入することもできちゃいます。メインの音楽プレイヤーが3DSでなくても、購入した楽曲はPCからiPodなどに放り込むことも可能なので、楽曲探し用に使うのも全然アリです。レコチョクはJ-POPの情報やラインナップに強いため、iTunes Storeなどとは違った印象で楽曲を探すことができると思います。

サービス開始直後ということもあるのか、整備されていない部分もあったので、しっかりと対応してもらって、ぜひ古めの楽曲も積極的に3DSで試聴・購入できるようになってほしいです。

意外と「使える」!というのが本音です(笑)。レコチョクさん、ナメててすみません・・・。ソフトは価格無料、ランキングのチェックと楽曲試聴も無料なので、ぜひ試しにダウンロードしてみてください!


【そそれぽ】緊急号外、いかがでしたでしょうか?次回は通常営業の【そそれぽ】をお送りしますのでどうぞお楽しみに!


『レコチョク』は、好評配信中で価格は無料です。

(C)RecoChoku Co., Ltd.


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity

《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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