【E3 2013】ジャパンスタジオが贈るPS4向け新作アクション『KNACK』プレイレポート
近年評価が高まっているソニー・コンピュータエンタテインメントのジャパンスタジオが贈る、プレイステーション4向け新作サードパーソンアクションゲーム『KNACK』をE3 2013のソニーブースにて体験することができました。
ソニー
PS4
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本作は少し近未来を舞台に、侵略してきたゴブリンを退治するため、ドクターが生み出した主人公「ナック」が活躍するアクションゲーム。担当者曰く(筆者のような)「アクションゲームに精通してないような人にも楽しんで貰えるゲームを目指している」ということで、難易度調整には力を注いでいるよう。ただし、3段階ある難易度は、「最難度だと自分でもクリアが難しいくらい」ということで間口の広さと歯応えの良さが両立しているようです。
ナックは、敵を倒して手に入るレリックを身に纏うことによってリニアに巨大化していき、ステージに点在しているクリスタルを手に入れることで特殊能力を使うゲージを蓄積していきます。逆に敵の攻撃を受けるとナックのパーツとなっているレリックが外れていき、サイズも小さくなっていきます。ナックが裸になった時はゲームオーバーです。このように、世界から様々なパーツを得て、力を得て、巨大なゴブリンを倒していくのが基本的なゲームプレイです。また、パーツはステージによっては氷や木のパーツも登場し、ナックに特別な能力が備わっていきます。
操作はシンプルで、スティックで通常移動(左)とスライド移動&緊急回避(右)、ボタンは攻撃とジャンプ、それにパーツを全て外してステルス化する(パーツは再装着可能)くらい。数分遊んでいれば慣れてきます。後は組み合わせで、ジャンプしながら攻撃したり、スライドしながら攻撃したり。
ブースではステージ7とステージ2を組み合わせたデモが体験できました。中盤からスタートということで、最初の敵キャラ3体に見事に撃破されてしまった筆者ですが、5分もたたずに軽快に進めるようになりました。パーツが集まっていき徐々に大きくなっていくナックは、ビジュアル的に面白いだけでなく、大きくなることによって変化するアクションも楽しめました。ステージは変化に富み、幾つもの仕掛けや秘密があり、発見する楽しさもありそうです。操作性も良好で、なかなか期待できるアクションゲームとなりそうです。
2月の発表時から『クラッシュ・バンディクー』や『ジャック×ダクスター』を想像された読者の方も多いのではないかと思いますが、両作のような軽快なアクションに加えて、プレイヤーキャラのサイズや特性が変わっていく楽しさを導入したアクションゲームという印象(近未来の、どこか見たことがあるような世界観は両作と大きく異なる点ですね)。さらに、パーツの脱着や、得ている能力を活かした軽い謎解きのような要素も多くありそうでした。
ソーシャル要素としてデモでは、隠し部屋を発見すると手に入るカード(複数枚をコンプリートすることで強力な武器を装備できる)を、友達から貰うことができるという要素が紹介されていました。ここでは友達のうち誰がその隠し部屋を見つけたかも知ることができ、競争要素にもなりそうでした。
日本での発売はまだ未発表ではありますが、欧米ではホリデーシーズンのPS4ロンチと同時に発売が決定している本作。発売まで時間が少々ありますが、完成度は高く楽しみなタイトルです。
《土本学》
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