意外と知らない?ニンテンドー3DSソフト、パッケージの色に隠された独自の試み

ニンテンドー3DSは2011年の発売以来、およそ200を越える種類のソフトが発売されてきましたが、ふと持っているソフトのパッケージに目を向けて見ると、意外に知らない秘密が見えてきます。

任天堂 3DS
CERO Aのソフトは白基調のデザイン
CERO Aのソフトは白基調のデザイン 全 4 枚 拡大写真
ニンテンドー3DSは2011年の発売以来、およそ200を越える種類のソフトが発売されてきましたが、ふと持っているソフトのパッケージに目を向けて見ると、意外に知らない秘密が見えてきます。

実は、ニンテンドー3DSのパッケージソフトのケースの色の違いには法則があります。ずばりそれはCEROで指定された対象年齢です。CEROの対象年齢は「A(全年齢対象)」「B(12歳以上対象)」「C(15歳以上対象)」「D(17歳以上対象)」「Z(18歳以上のみ対象)」の5つに分類され、ゲーム中の内容や表現によって必ずそれぞれに区分されます。

ニンテンドー3DSソフトのパッケージケースの色は、上記の区分より、CERO A~Bまでは「白」(一部例外あり)、C以上では「黒基調」の色で統一されています。これは日本の任天堂が2010年から始めた独自の試みで、海外では任天堂ハードのソフトでもパッケージケースの色を変えることは基本的になく、また他のハードにおいてもジャケットに警告を掲載することはあってもケースの色そのものを変えることはありません。

以下に、ニンテンドー3DSにおいて、CERO A~BのソフトとC以上のソフトで、パッケージケースやジャケットにどのようなデザインの違いがまとめてみました。低年齢からプレイできるソフトは概ね白っぽいデザイン、15歳以上を対象したゲームは概ね黒っぽいデザインという傾向が見えてきます。

■CERO A~Bの場合
パッケージケースの色:白
ジャケット表の3DSロゴ:白地に黒系文字
ジャケット裏の説明文:白地に黒系文字
ジャケット背表紙:白地に黒系文字
※『マリオカート7』の赤いケース、『スーパーマリオ3Dランド』の青いケース、『Newスーパーマリオブラザーズ2』の黄色いケースなど一部例外あり

→全体的に「白基調」のパッケージデザインになっている



■CERO C以上の場合
パッケージケースの色:黒基調
ジャケット表の3DSロゴ:黒地に白系文字
ジャケット裏の説明分:黒地に白系文字
ジャケット背表紙:黒地に白系文字

→全体的に「黒基調」のパッケージデザインになっている


このように見ると、プレイする年齢層に配慮した機能的なデザインとなっていることがうかがえますね。ちなみに、Wii Uでも同じようにCERO A~Bは「青」(一部例外あり)、C以上では「黒基調」の色となっています。

皆さんのお手持ちのソフトはいかがでしょうか。並べてみると、自分がどんなゲームをプレイしているのか、傾向が見えてくるかもしれません。

《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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