第42回のロコレポは、任天堂が7月24日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『マリオ AND ドンキーコング ミニミニカーニバル』のプレイレポートをお届けします。
『マリオ AND ドンキーコング ミニミニカーニバル』は、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS、DSiウェアなどでリリースされた『マリオ VS. ドンキーコング』シリーズの最新作。海外では、『Mario and Donkey Kong: Minis on the Move』というタイトルでリリースされています。タイルをつなげて機械仕掛けのミニマリオをゴールへ導く、思考型のアクションパズルゲームです。
■自動的に進むミニマリオたちを、タイルでサポート!
『マリオ AND ドンキーコング ミニミニカーニバル』の基本ルールは、自動的に進むミニマリオたちを制限時間内にゴールへと導くこと。タイルを配置したり並べ替えたりして、ミニマリオが進むルートを確保すればステージクリアです。
ステージの様子は上画面(3D立体視)と下画面(2D)の両方で表示され、上画面はL/Rボタンで回転させて好きな角度で確認することが可能。ステージは基本的にそのままではゴールまで進めない配置になっているので、次々に落ちてくるタイルのパネルをスライドさせてミニマリオが進めるように道を作るのがゲーム攻略のポイントです。
タイルはおもちゃのレールのようにそれぞれ形の異なるパーツの基本タイルが存在するほか、どの方向からでも進める「十字タイル」やタッチすると回転する「ピボットタイル」など、様々な種類のタイルが登場。ステージの時間制限のほかに右側のタイルが詰まってもゲームオーバーなので、クリアするためには状況に応じた素早い判断が求められます。
■豊富なルールとコレクション要素のあるゲームモード
ゲームには「ミニマリオパズルランド」「ピーチラビリンス」「マルチミニマーチ」「ジャイアントジャングル」の4種類のモードが存在し、それぞれ異なったルールでプレイすることが可能。ルールだけでなくキャラクターやステージのビジュアルも変化するので、モードごとに違ったプレイ感覚で楽しむことができます。さらに、ステージ中の「Mコイン」を集めてクリアすることでもらえる「スター」の数に応じてトイキャラクターがもらえる「トイコレクション」など、豊富なルールとゲームモードが用意されています。
■シリーズ伝統のステージエディト機能も搭載!
本作では、『マリオ VS. ドンキーコング』シリーズの伝統ともいえる「エディタールーム」機能を搭載。「Mコイン」や「タイル」を配置したり、プレイテストを重ねながら自由にステージをデザインすることができます。
自分で作成したステージはゲーム上からインターネットにアップロードできるほか、世界中のプレイヤーが作ったステージをダウンロードしてプレイすることも可能。この原稿を執筆している時点でインターネットにはすでに多数のステージがアップされており、簡単なものから難しいものまで、それぞれ工夫されたステージをプレイすることができます。ステージをクリアしたプレイヤーの投票による評価機能も搭載されており、投票数によって「人気ステージ」ランキングに掲載されるなど、プレイヤー同士のコミュニティ要素も用意されています。
■パズル要素を思う存分に楽しめるアクションパズルゲーム
『マリオ AND ドンキーコング ミニミニカーニバル』。ミニマリオを導くアクションパズルという『マリオ VS. ドンキーコング』シリーズの基本的なゲームデザインを継承しつつも、ルールやゲームシステム、そしてビジュアルは大きく変化しており、まさに完全新作と呼べる内容になっています。
難易度に関しては個人(パズル初心者)的に結構難しく感じましたが、その分クリアできた時の喜びは大きく、じっくり攻略する楽しみのある作品だと思います。ゲームには200種類以上のステージが用意されているほか、「エディタールーム」機能の充実ぶりは『マリオ VS. ドンキーコング』はもとよりファミコン時代から続く任天堂ゲームのお家芸という感じで、それこそ無限大に楽しめる可能性のある作品じゃないでしょうか。
『マリオ AND ドンキーコング ミニミニカーニバル』は、好評配信中で価格は1200円(税込)です。
(c)2013 Nintendo
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【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
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