【ガチレポ!】第29回 音速アクション『ソニック ロストワールド』 十人十色の攻略ルート、トライ&エラーに思わず熱中

一気に寒くなってきましたね。深夜のゲームプレイで風邪をひきそうなAmiです。さて、今回紹介するのはWiiU / 3DSタイトルの『ソニック ロストワールド』。セガのマスコットキャラ、青いハリネズミのソニックが超スピードで駆け回るアクションゲームです。

任天堂 Wii U
ソニックとエッグマン。とある事情から協力することになるのだが・・・
ソニックとエッグマン。とある事情から協力することになるのだが・・・ 全 14 枚 拡大写真
一気に寒くなってきましたね。深夜のゲームプレイで風邪をひきそうなAmiです。さて、今回紹介するのはWiiU / 3DSタイトルの『ソニック ロストワールド』。セガのマスコットキャラ、青いハリネズミのソニックが超スピードで駆け回るアクションゲームです。

ソニックシリーズは90年代からある古参シリーズ。主人公のハリネズミ、ソニックと相棒のテイルスがドクターエッグマンの悪しき野望を打ち砕くために戦う……というものなのですが、今回は「六鬼衆」という新たな敵が台頭。囚われた動物たちを助けるため、ソニックたちは六鬼衆との戦いにいどみます。

本作はWii Uと3DSの2機種展開になっています。基本的なゲーム内容は同じですが、一部少しだけ違いがあるのでご留意ください。筆者が遊んでいるのはWii U版『ソニック ロストワールド』となります。


■何度も楽しい、360度盛り沢山のステージデザイン
本作で最も特徴的なのは、大半のステージがチューブ状か球体になっていること。こうしたステージはソニックの位置に合わせて360度クルクルと回転。回転するステージは本シリーズのウリであるスピード感を一層強めているだけでなく、たとえただの真っ直ぐなチューブであっても、裏側に回りこめば隠しアイテムや違う攻略ルートへの道を開拓できたりと、遊ぶたびに何かしらの発見があります。

高低差と奥行、スピード感あるステージ構成に、迫力のカメラアングルで瞬きする間も惜しくて目が乾くほどですが、その反面、ジャンプの着地点が少し分かり辛いのが珠にキズ。落下は即死扱いで、残機がなくなるとゲームオーバーでステージ最初からやり直しになってしまうので、気になる人もいるかもしれません。
なお、ミスしてしまった場合はチェックポイントからの再開となりますが、連続でミスするとその場までワープできる救済措置があるのは嬉しいところです。

ステージの構成は、ジャンプや特殊アイテムなどを満遍なく使うオーソドックスなタイプと、ギミック重視タイプ、スピード重視タイプの3タイプで、上記のチューブ状以外にも従来通りの横スクロールタイプや、完全ノンストップで進むいわゆるトロッコレースタイプのものも。どのステージにも多彩な攻略ルートがあるのは共通しており、ステージ毎に最低3回程度は初挑戦時に近い新鮮さが得られるはず。繰り返しプレイがとにかく楽しいのです。


■プレイヤースキルを生かす無駄のない操作系
アクションの基本はダッシュとジャンプ、攻撃のみ。操作方法と基本システムは比較的シンプルで分かり易い反面、無駄なモノは一切ないというのが特徴で、この少ない手札をいかにガッチリ組み合わせられるかがポイントです。ソニック特有のスピードを落とさず、ダッシュを使い分けながら思い通りに動かすためにはある種の鍛錬が必要で、プレイヤースキルを磨きながら遊びたいタイプの人にはもってこい。

ダッシュの速度は数段階あるので、慣れないうちは普通の速度で走るor歩くのもいいでしょう。ですが、スピードを出すのと出さないのとでは面白さと爽快感に雲泥の差があるのもまた事実。ぜひ、ベーシックな序盤のステージをうまく使ってコツを掴んでみてください。

また、本作では「カラーパワー」と呼ばれるパワーアップアイテムを使うこともできます。これらは特定のステージの特定のポイントで手に入り、ロケットのように任意の方向へ飛んでいったり、ドリルのように地面を掘り進んで進むことができたりと様々な効果があります。

Miiverse経由で、ゲーム中自動で届けられるアイテムには、一定時間無敵になったり、スコアアイテム兼ミスした際の身代わりになるリングが貰える等のちょっとしたサポート効果が期待できます。最大で5つまでしか持てないうえ、次から次へと送られてくるのでガンガン使ってしまいましょう。アイテムは自分からMiiverseに放流することもできます。放流したアイテムは他のプレイヤーの元に自動で届き、冒険の手助けとなります。


■トライ&エラーが楽しいノンリニア風アクションゲーム
探索と攻略ルートの割り出しがとにかく楽しく、単純なのにやめられない。気付けば夢中になっている。そんなタイプのゲームです。そのままでも見所いっぱい、遊びがいっぱいのステージなのに、新システムのカラーパワーのお蔭でさらにバリエーションが広がっています。同じステージでも十人十色の進み方が生まれるという意味では、ノンリニアなアクションゲームと言えるでしょう。

中盤以降は徐々に難易度が上昇し、後半はシビアなタイミングが要求されたり、満載のギミックに苦しめられたりとかなり難しいバランスになってきます。アイテムやチェックポイント、ダッシュ速度等初心者向けの配慮は施されているものの、良くも悪くもオールドスクールな印象で、ベテラン世代のゲーマーの人もきっと満足出来るはず。タイムアタックやスコア出しで長くやり込むこともできますので、そういった面に魅力を感じるならばぜひ1度、手にとってみてください。



★こんな人にプッシュ★
・オールドスクールなゲームが好き
・トライ&エラーが好き
・ソニックシリーズ初体験の人

★その他備考★
・音声を日本語と英語で変えられます

『ソニック ロストワールド』はWii Uと3DSを対象に現在好評発売中。価格はWii Uのパッケージ版が7329円(税込)。DL版が6500円(税込)。3DS版のパッケージ版は5229円(税込)で、DL版4700円(税込)です。


■筆者プロフィール
Ami
元・ゲームグラフィッカーのボス戦好きなアマゾネス。某ステージのBGMが好きすぎてサントラ欲しいです。
ゲームは雑食で、国産から海外、RPGからFPSまでなんでも遊ぶ、食い散らかし系です。とりあえず、ゲームができればそれで幸せ。
ブログ:http://blog.livedoor.jp/xxxplus/

《Ami》

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