【ロコレポ】第77回 セガの名作体感ドライブゲームが3DSの立体視に対応して復刻!『3D アウトラン』

インサイド読者のみなさま、Here we go! ゲームライターのロココ試作型です。

任天堂 3DS
『3D アウトラン』は、セガが2014年4月23日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト
『3D アウトラン』は、セガが2014年4月23日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト 全 6 枚 拡大写真
インサイド読者のみなさま、Here we go! ゲームライターのロココ試作型です。

第77回のロコレポは、セガが2014年4月23日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『3D アウトラン』のプレイレポートをお届けします。

『3D アウトラン』は、1986年にアーケードで発売された体感ドライブゲーム『アウトラン』の3DS向け移植作。2012年に配信された『3D スペースハリアー』から続く、「セガ3D復刻プロジェクト」のタイトルとしてリリースされました。

3DSの立体視に対応し、風景の美しさと没入感がアップ
ゲームプレイを通して目に入るロケーションがとても美しく、またコースによって多彩に変化していくため、ドライブしながらついつい風景を眺めてしまう(そしてコースアウトし、車から放り出される)ことも多々あった『アウトラン』。本作では3DSの立体視に対応しており、3Dでプレイすると美しさと迫力の両立した映像を楽しむことができます。

コースの配置や砂、樹木、看板などの障害物に対する距離感も把握しやすくなり、ドライブゲームとしてのプレイ感覚も向上した印象。「セガ3D復刻プロジェクト」シリーズの作品の中でも、本作ではその恩恵を特に強く感じます。

マシンのチューンナップ・カスタマイズ要素が追加
3DS版の新要素として、ゴールに到達するとプレイヤーが新車を入手できるようになりました。追加マシンには「コーナリング」「バンパー」「エンジン」「タイヤ」などの性能を持ったパーツが搭載されていて、それぞれハンドルやバンパーが強化されたり、最高速度がアップしているほか、通常のマイカーとはカラーやデザインも異なります。 さらに、最大で4つのパーツを搭載した車を選択することも可能です。

ゲームミュージックファン必聴の新規BGM2曲が追加!
オリジナル版に収録されていたBGMの3曲に加え、新しいBGMとして『Cruising Line(クルージングライン)作曲:並木 学』と『Camino a Mi Amor(カミノ・ア・ミ・アモール)作曲:Jane-Evelyn Nisperos』の2曲が追加されました。どちらも、『アウトラン』向けのテイストとアレンジが素晴らしい内容です。

また、ゲームを進行して5つのゴール全てに到達すると、通常の「スペシャル」とは異なる仕様の「アーケード」モードが選択可能になります。「アーケード」は画面の描画速度やタイムの計算式などアーケード版の仕様(不具合含む)を限りなく忠実に再現したモードで、シューティングゲーム移植でいうところの「処理落ち再現」に通じるこだわりを感じることができます。

まさに『アウトラン』移植の決定版。セガファン必携の体感ドライブゲーム
『3D アウトラン』。「セガ3D復刻プロジェクト」のタイトルとしては2013年に配信された『3D スーパーハングオン』以来の体感レース(ドライブ)ゲームとなる本作ですが、今回もセガの体感ゲームと立体視の相性の良さを感じさせてくれる名移植ですね。

新曲やマシンのチューンナップ要素の追加はもちろん、「アーケード」や「ムービング筐体」「BGMテスト」など、「セガ3D復刻プロジェクト」シリーズの伝統ともいえるオプション設定の充実ぶりはさすが。セガファンなら、購入すること自体に喜びを感じられる作品ではないでしょうか。

『3D アウトラン』は、好評配信中で価格は823円(税込)です。

(c) SEGA


【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType

《ロココ試作型》

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]

特集

関連ニュース