試合前に今回のみのスペシャルルールが発表された。
(1)全員必ずボールに触ること
(2)1試合で決着をつけること
(3)どちらボールかわからなくなる等の事態が発生した場合は、両代表者のじゃんけんで決める
(4)試合内で各チーム2分間だけ「何をしても良いタイム」を設ける※例:ボールを持って走る
(5)無理をしないこと
(4)について補足しよう。(4)が使用された場合、互いに1つだけ自由に条件を決めることができる。しかし条件を間違えれば相手チームに有利な条件となってしまう諸刃の剣である。果たしてこのルールはいつ、どんな条件で使われるのか!?

両チームからジャンパーが選出された。インサイドチームのポリシーは「秘密兵器は出し惜しみしない」。謎の助っ人も初っ端から投入します。「インサイドさん、なんだかこの人、素人には見えないんですが…」谷田氏から疑惑の目が向けられる中、試合は開始された。
試合序盤、試合は『NBA CT』開発チームが優勢で進んだ。圧倒的に経験者の少ないインサイドチームは謎の助っ人を投入してもやや押され気味である。的確にボールを繋いでいく『NBA CT』開発チーム。「ヘイ、パス!」その言葉に誘われ、ボールを投げると…

「げぇ!敵チーム!」ボールを受け取ったのはインサイドチームの森であった。彼は『NBA CT』開発チームの目をかく乱させるためわざと黒のポロシャツを着て参戦したのである。なんという策士。「これが大人のやり方です(キリッ)」。だがこの技もあっという間に見破られてしまう。
やはり正攻法で勝つしかない。いよいよ火がついたインサイドチーム、ぎこちない動きながらも果敢に攻めていく。バスケ未経験の編集長が走る!経験者の栗本がカンを取り戻しつつガードする!その努力に応えるかのように、謎の助っ人が動き出した。





強い、この人本気で強い。点数差があっという間に埋められていく。

一方、『NBA CT』開発チームの赤いショートパンツの田澤氏が電光石火の動きを見せる。田澤氏は『NBA CT』のディレクションも担当し、プライベートでもバスケをたしなむ根っからのバスケ人。この勝負のために数多くの練習試合をこなしてきた。


スリーポイントのような大技ではなく、確実なシュートで点数を重ねる田澤氏。

それをサポートするように鉄壁のガードがインサイドチームの攻撃を抑える。

さらに豊富な交代要員を惜しみなく投入する『NBA CT』開発チーム。インサイドチームの体力は徐々に削られていく…
「ピイイイイイ!」 ホイッスルの音とともに1セット目の試合終了。結果は…

なんだか強そうな助っ人の投入、紛らわしいユニフォームで敵をかく乱させる戦法を使ったにも関わらず1点差で負けている。

前半戦ですでにお悔やみムードのインサイドチーム。「この人たち大丈夫だろうか…?」謎の助っ人、2セット目への不安が隠し切れない。
「我々にはまだ切り札はあります。2セット目で「2分間だけ何をしても良いタイム」を使いましょう」
助っ人からの提案を受け、インサイドチームの面々、覚悟を決めた。

世界よ、これが日本人の土下座である。

『NBA CT』開発チームがどんなルールを持ち込むのか。そのルールが果たしてどれほどインサイドチームにとって過酷なものかわからない。だがこのままでは終わらせることはできないのだ!
ここで2セット目のルールが確定した。2セット目は全員の体力を鑑みて制限時間5分。3分は通常ルールでプレイし、残りの時間で「2分間だけ何をしても良いタイム」を適用させることに。果たして勝敗の行方は…!?