レベルファイブの次は“NFC内蔵”キーホルダー「ジャラ」、既にヒットの予感漂う

「サッカー」「ロボット」「妖怪」と、レベルファイブがクロスメディアで展開してきたタイトルは、どれも現代を舞台とした設定で幅広い層に支持されてきました。その一方で、ゲームメーカーとしてのレベルファイブは、RPGやファンタジー作品を得意とする会社です。

任天堂 3DS
 
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「サッカー」「ロボット」「妖怪」と、レベルファイブがクロスメディアで展開してきたタイトルは、どれも現代を舞台とした設定で幅広い層に支持されてきました。その一方で、ゲームメーカーとしてのレベルファイブは、RPGやファンタジー作品を得意とする会社です。


クロスメディア展開を想定した設定、そしてゲームに特化した設定――それぞれの特色を活かした様々な作品が生み出されてきましたが、先日発表されたクロスメディアプロジェクト第4弾『スナックワールド』の世界観は、ハイパーカジュアルファンタジー。一般的なファンタジーの違いとしては、スマホやコンビニといった現代的な要素が含まれており、様々なものが現代風になっているとか。

◆装備アイテム「ジャラ」




そんな世界観とユーザーを結びつけるのが、タカラトミーより展開される連動玩具「ジャラ」です。ミニチュアとなった装備アイテム「ジャラ」は、キーホルダーの様な形になっており、最大7つまで身に付けることが可能。現実世界同様に複数のブランドがあり、自分なりの自由な組み合わせでお気に入りの装備をジャラジャラさせることができます。

ゲーム内ブランド

◆連動玩具、キーワードは「身に付ける」




玩具としての「ジャラ」は、「トレジャラボックス」という形で販売され、1箱につき「ジャラ本体」がランダムで1つ入っています。素材はアクリル、ABS、ステンレスで、適度な重さで光沢があり、男の子が好きそうなデザインに。また金具が付いていますので、キーホルダーとして実際に身につけることもできます。



さらに、任天堂の「amiibo」同様にNFCを内蔵しており、3DSやスマートフォンにかざす事でゲームと連動します。もちろん書き込みも可能で、イベントやAM筐体、自動販売機に店頭端末など、ゲーム以外との連動も予定。遊びの幅を広める重要な役割を担うことになりそうです。


◆過去の連動アイテムの好いとこ取り



3DS版の連動画面

クロスメディア展開でゲームと玩具の連動が取り入れられたのは『妖怪ウォッチ』からですが、DSソフト『二ノ国 漆黒の魔導士』の「魔法指南書 マジックマスター」(以下、魔法指南書)でも近しい取り組みを行っていました。

この「魔法指南書」には魔法の呪文が書かれており、その呪文をタッチ画面に入力することで、実際に魔法を発動させることができるという仕組みです。ただし、ページをめくる楽しさや、モノとしての重量感などを配慮した結果、持ち運びには不向きなサイズになってしまいました。

そこからヒントを得たのか、「ジャラ」はキーホルダーサイズとなり、「妖怪メダル」で培ったコレクション要素を融合。さらに形も自由自在ですので、過去の連動アイテムの好いとこ取りをした仕掛けだと言えます。

◆課題はNFCか



スマートフォン版の連動画面

思わず集めたくなる「ジャラ」ですが、課題はNFCを読み取るための端末です。まずスマートフォンからですが、端末によってNFC対応は様々。iPhone 6に関しては「Apple Pay」のみに対応しており、現状では非対応です。また3DSではNew 3DS/LLのみに対応。非対応のスマートフォンや3DS/LLに関しては、別途NFCリーダーが必要となるため、今後の展開に注目が集まります。

《栗本 浩大》

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