いよいよ7月9日と発売の迫った今作。その完成発表会と7月1日から開始されるCMの発表会を兼ねた会場には、カプコンから小嶋慎太郎プロデューサーと巧舟ディレクター、ゲストとしてCMでホームズ役を担うアンタッチャブル山崎弘也さんと成歩堂役を担うカンニング竹山隆範さんが集結。MCをのぞき、少々濃度の濃い発表会です。
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「逆転裁判シリーズ」と言えば、法廷バトルアドベンチャーという異彩を放つジャンルながら幅広く高い人気を保つシリーズ。漫画・小説・舞台・ドラマ・映画と展開は多岐に渡り、シリーズ通しての人気振りが伺えます。今作では舞台を19世紀の日本と倫敦(ロンドン)に設定して、成歩堂龍一のご先祖様である龍ノ介の活躍が描かれています。特徴は、「陪審員」と「共同推理」と呼ばれるシステム。
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ひとつは有罪を唱える6人の陪審員を説き伏せ、またひとつは天才ホームズの鋭敏過ぎる観察力が真実から逸れてしまわぬように二人で協力して真実を導き出すのです。6人の陪審員が有罪の答弁をすると被告人の有罪が決まってしまうので、大逆転に向けあなたの持つ力を遺憾なく発揮して、冤罪から被告を助けましょう!
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まず舞台には小嶋慎太郎プロデューサーと巧舟ディレクターが登壇。挨拶と簡単なゲームシステムを説明しました。その次に現れたのは、カンニング竹山さんとアンタッチャブル山崎さん。ともにCMでの衣装である成歩堂龍ノ介とシャーロック・ホームズに扮しています。
すばらしい衣装が包むのは、ファンの方々に怒られそうなほど丸い二人……とは言えweb版でもお馴染みと言えばお馴染みでしょう。CMでは二人の楽しい掛け合い漫才が見られますから、ゲーム・芸人どちらのファンの方もこのチャンスを逃されませんよう。
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「朝から横の人(山崎)と仕事をするのはうんざり」とぼやく竹山さんでしたが、「このシリーズは非常に面白いシリーズなので、是非ともみなさんに伝えたいと思います!」とゲームはしっかりフォロー。続いて山崎さんが「芸能界に入ったら、いつかシャーロック・ホームズの役をやりたかった。それが叶えば芸能界に思い残す事はない。そのチャンスがとうとうやってきました。親にも連絡したところ、おまえはいつかホームズの役をやれるt」と長いコメントをすると、竹山さんがたまらず「長くねえか!?」と突っ込み。息のあったところを見せます。
MCから二人相互の衣装についてコメントを求められると、「竹山さんは普段からこんな格好をしてますから」と言う山崎さんに対して「してねえよ!? 着てないから学ランなんて!」とキレ芸を披露。そして竹山さんは「イラストとかなり違うから、ファンには申し訳ない」と続けて再び配慮の行き届いたトークをみせました。「何故この二人を選んだのか?」と問われた小嶋プロデューサーは、「竹山さんの龍ノ介と同じような突っ込みや、ホームズの天才的な行動力が山崎さんにすごく合っているなと考えました。
共同推理の形で、今のような二人のやりとりがCMで再現できるって」とコメント。そんな小嶋プロデューサーに対して山崎さんが「またこの次回の契約もお願いします」と発言して竹山さんに窘められて……なんだかこの二人の掛け合いは完成していますね。奇妙な安定感があります。
続いて実際のプレイに対しての感想を聞かれた竹山さんは、「陪審員が一人一人違う事を言うから、みんなに聞きに行かなくてはならない。でもその中にヒントが隠されているんです。陪審員制度になったおかげで色々なヒントがあるし、ちょっと間違った方へ導かれる事もある。裁判がより複雑に、面白くなっています。単純じゃないんですよね」と返答。山崎さんが「シャーロック・ホームズの共同推理が非常に楽しい。一見無茶苦茶な事を言っているようで、実は二歩も三歩も進んだ発想をしている。そこを、竹山さんみたいな成歩堂龍ノ介さんが推理していく」と続けると、竹山さんが「よくよく聞いているとああそういう事なんだと分かります」とゲームのみどころを踏まえて解説しました。