DeNA、任天堂との協業における展開や見通しを明かす…『ミートモ』や会員サービスは8言語100ヶ国を予定
任天堂とディー・エヌ・エーは、今年の3月17日に共同記者会見を実施し、スマートデバイス向けゲームアプリの共同開発・運営及び、新会員制サービスの共同開発に関する業務・資本提携について両社が合意したと発表しました。
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
その動きに関わる、任天堂IPゲームアプリの共同開発・運営の第一弾となる『ミートモ(Miitomo)』や、「ニンテンドーアカウント(Nintendo Account)」およびこれをベースとした会員サービス「マイニンテンドー(My Nintendo)」などの情報も順次公開されていきました。
そしてこのたびDeNAは、2015年度第2四半期における業績の報告の中で、任天堂との協業における戦略的な狙いや今後の見通しなどを発表。まず『ミートモ』や「ニンテンドーアカウント」、「マイニンテンドー」をグローバルで展開するとし、8言語100ヶ国を順次予定していると明かします。
また『ミートモ』と「マイニンテンドー」の同時リリースも決定。これらを活用していくことで、Miiを活用したフレンド関係を軸とするアクティブなユーザベース構築や、リコメンドやポイントなどによるユーザーロイヤリティの向上などを狙います。
今後の見通しとして、複数のヒットタイトルを創出することで本協業単独でも収益化を図るといった姿勢や、ユーザーとの信頼関係をベースとした中長期で継続的な収益貢献を目指すなどの収益化の考え方も提示。また『ミートモ』は基本無料・追加課金ありというスタイルで提供する旨も明らかとしています。
アプリにおける基本的な役割分担としては、任天堂がフロントエンドサイドを担当し、バックエンドサイドはDeNAが引き受けます。互いの得意分野を担うフォーメーションが、どんな結果を生み出すことになるのか。その先陣を切る『ミートモ』と「マイニンテンドー」の動きに、高い注目が集まります。
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