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そのため、浮き彫りとなった問題点を払拭すべく、そのいくつかをサトウさんに改善していただくことに。視認性を強化するためにメガネを、 そして見た目の不審度を減らすべく上着を着ていただきました。これでどう見ても、どこにでもいる、ごくありふれたサトウさん。普通です。凡庸です。ナチュラルです。三回くらい念を押しておけば、よい子のみんなは分かってくれるでしょう。
むしろ想像以上のビジュアルになってしまったというか、職質される可能性はむしろ上がってしまった気がしないでもありませんが、警察の人に「努力はしたんです……」と弁解できる余地が生まれたと信じ、改めてサトウさんへのインタビューを手早く続行します。なんとか警察に見つかる前に……!
──それでは、改めてよろしくお願いします。
サトウさん:これで、見た目は大丈夫ですか。
──はい、バッチリです!(と言っておこう) では、『超チャリ走 あつめて超獣ハンター』について色々とお尋ねしますが、まずはタイトルにも冠している「超」な部分を教えてください。
サトウさん:発表会でもお伝えしましたが、一つ目が「超ジャンプ」ですね。これまでは、ジャンプボタンを押している長さで飛距離を調整するといった要素はなかったんですけども、本作では押してる長さで調整することが可能となりました。もちろん2段ジャンプ3段ジャンプもあるので、「超ジャンプ」によって腕前が上達することで更に自由自在に動くことができます。
二つ目は、「超反転」。これまでは基本的に、右側にあるゴールに向かってひたすら進むという形でしたが、ボタン操作で反転が可能になったため、「危ない!」という時に戻ったり、取り損なったメダルを取りに行くことが出来ます。あとこちらも本作の大きなポイントですが、ボス戦でも反転が活躍しますね。
──反転を活かしたステージ構成などもありますか?
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サトウさん:そうですね。反転をうまく活用することで、よりプレイが楽しくなるよう構成しています。そして三つ目ですが、Bを連打して発動する「超ダッシュ」。マックスの状態になると、敵であったり岩であったりを吹き飛ばすことができたりします。
ダッシュし過ぎると制御が難しくなり、シチュエーションによってはかえって難しくなる場面もあるので、自分の腕前と相談しながら使いこなしていくのが肝要かもしれません。
──タイムアタックモードもあるので、そこでは特に重要性が増しますね。
サトウさん:はい。あとコラボステージでも、「何秒以内にクリアしろ」みたいなステージがあるので、「超ダッシュ」という“リスクを冒してリターンを得る”という状況を楽しんでもらえればと。
そして四つ目の「超獣ライド」。全40週類を用意しており、性能も様々なので、それぞれで向いているコース、向いていないコースがあります。自分が苦手とするコースを有利なライドで挑んだり、敢えて向いていないライドで挑戦するなど、手助けとしてもやり甲斐としても楽しめる要素です。
それと性能の差に関してですが、例えばスピードは遅いけどもジャンプの滞空時間が長いとか、滑りやすい雪のコースでも滑りにくいライドなどがあります。
──一度クリアしたコースも、ライドを変えるごとに新たな刺激が味わえそうですね。
サトウさん:はい。コースを繰り返して楽しむ要素が増えているので、何度でも遊んで欲しいですね。あとは、後日配信予定の対戦要素となる「スターバトル」でも、お互いがどのライドを選ぶも重要なポイントになるでしょう。
──なるほど、対戦におけるライド同士の相性もあるわけですね。格闘ゲームのような。ちなみに、コラボキャラクター同士での対戦も可能なんですか?
サトウさん:一部のコラボに関しては、そのコラボキャラがダウンロード特典でもらえたりするので、それで対戦することができます。御社の「インサイドちゃん」もご用意したので、どうぞお楽しみに。
──おお! ありがとうございます。ゲームの中で、インサイドちゃんとサトウさんが戦えるとは、実に感慨深いです。
■「インサイドちゃんチャリ」入手方法
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ゲーム起動>ストーリー選択>超科学研究所選択>コード入力から「97681034」と入力。
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ゲーム起動>ストーリー選択>超科学研究所選択>コード入力から「97681034」と入力。
サトウさん:負けませんからね(笑)。
──コラボといえば、まずリリースと同時に2つ展開されますし、多彩な作品とのコラボが今後の予定として発表されていますね。この他にも、まだ明かされていないものはありますか?
サトウさん:今発表しているもの以外にも、準備を進めているものはあります。基本的なペースとしては、月に1本のコラボを年内中に展開していきたいと思っています。
──かなり長期的に楽しめるんですね。ちなみに、まだ発表されていないものの中には、ユーザーさんが驚くようなものもありますか?
サトウさん:はい、お楽しみに。とはいえ、大体発表しちゃいましたけどね(笑)。
──続報、お待ちしています。
──本作の注目ポイントといえば、こちらも外せない「ボス戦」。こちらについても教えていただけますか?
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サトウさん:今回ゲームの中にストーリーがありまして、わたくしサトウが率いる超獣軍団に対して、スズキが立ち向かってきます。その中で、全てのワールドの最後に大ボスが待ち受けているんですが、いずれのボス戦も戦い方が異なっており、それぞれで違う楽しみ方を用意しています。
──追いかけられることになる「中ボス戦」に関しては、やはり緊張感が醍醐味となりますか?
サトウさん:そうですね、わたくしが乗るカマキリが後ろから迫ってくるので、Bダッシュを駆使して逃げつつも、その途中にあるスターやコインを取るために減速するのかといった葛藤や瞬時の判断などが、通常のステージとはひと味ちがうものになっています。
──中ボス戦では、反転しているヒマはなさそうですね。
サトウさん:はい。死ぬ気で反転しても、やっぱり死ぬことになるかと(笑)。一瞬の減速が命取りになるような緊迫感を、ぜひ堪能して欲しいですね。
──通常のステージに関しても、これまでとの違いはありますか?
サトウさん:反転が加わったこともあり、これまでのものとは異なり、探索しながら進んだり、ひたすら上にあがっていくようなコースもあります。ゴールを見つけるために右往左往するのも、本作ならではと言えるでしょう。
──手強いステージも多そうですね。そうなると、リトライに関しても少し気になりますが、発表会では「リトライが早い!」と登壇した方が驚かれていました。製品版でも、やはりリトライのテンポはいいのでしょうか?
サトウさん:はい、もちろんです。
──悔しいと思った瞬間の気持ちが途切れずに再チャレンジできる、と。テンポも「超」なんですね。
サトウさん:はい、「超いいテンポ」ですね(笑)。
──続いては、通常プレイ以外の部分もお聞かせください。まず、「超タイムアタックモード」に関してよろしくお願いします。
サトウさん:こちらは、全国のユーザーとのランキングに対応しており、自分との戦いだけでなく、ランキングで上位を目指すというチャレンジも楽しめます。ちなみに、クリアしたステージがタイムアタックモードで開放されていくという形です。
──遊べば遊ぶほど、その幅が広がるわけですか。
サトウさん:このモードでも、どの超獣ライドを使うかがひとつの鍵になります。
──最適な超獣ライドでベストタイムを目指すだけでなく、「この超獣ライドでこのタイムを出せた」という遊び方もできそうですね。
サトウさん:自分好みのチャレンジを見つけてもらえたら嬉しいですね。
──そしてこちらも気になる、対戦要素「バトルモード」ですが、発表会でも本当に盛り上がりましたね。
サトウさん:まだ開発段階のものだったので、自分たちもハラハラしながら見守っていたんですが、ちゃんと動いていたのでホッとしました(笑)。
──発表会の時は2人対戦でしたが、最大4人で楽しめるので、更に熱いバトルになりそうですね。
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サトウさん:ローカル対戦に対応しているので、例えば子供達が外で集まった時に、公園とかで遊んで欲しいですね。昔、家でワイワイとゲームをやっていたあの楽しさを、場所を選ばずどこでもバトルできる本作で味わってもらえるといいなと思って開発しています。
発表会でお見せしたものは開発中なので、もっと駆け引きも加わりますし、バトルモード自体もまだ増えるので、楽しみにしていてください。
──では、「スターバトル」以外のバトルもあるんですね!
サトウさん:はい、予定しています。
──ちなみに、バトルモードの配信はいつ頃になりそうですか?
サトウさん:目標は3月中には出したいと思っていますが、しっかりと面白いものにしたいので、クオリティ重視で考えています。出せる状況になればすぐに、Twitterなどで告知していきます。
──「スターバトル」以外にどんなバトルが楽しめるのか、期待が高まります。ちなみにルールというか戦い方も、「スターバトル」とは違うものになりますか?
サトウさん:4人マルチという点は同じですが、スターをたくさん集めるという目標ではなく、違う目標を立ててそれに向かって争うというバトルを検討しています。
──では、通常のシナリオモードや超タイムアタックモードを楽しみながら、バトルモードの配信を待つ、という形ですね。
サトウさん:そうですね。どの超獣ライドを選ぶかで、バトルでの戦い方にも変化が生まれるので、超獣ライドを集めておくのもお薦めです。
──ところでバトルモードの配信は、追加ダウンロードコンテンツという形になるのでしょうか?
サトウさん:いえ、『超チャリ走』をご購入いただいていれば、アップデートするだけで楽しめます。追加料金はかかりません。
──『超チャリ走』の購入価格680円(税込)の中に、バトルモードまで含まれているんですね! これも嬉しいポイントになりそうです。
サトウさん:本当は『超チャリ走』配信時にバトルモードも含めたかったんですけど、もっともっと面白くできそうだなと思い、更にブラッシュアップしようと思い切って決めました。
──そういえば、発表からリリースまでかなり早い印象ですが、このスパンの短さの理由はあるのでしょうか?
サトウさん:実は年末にリリースする予定だったんですよ(笑)。発表会も11月に行うつもりだったんですが、クオリティを上げるためにリリース日を含め全て延期し、発表会の実施日も改めて設定しました。
──一貫して、クオリティを重視する方向性で作られたんですね。
サトウさん:そこがないと、やはりダメだと思うんです。
──なるほど。そういった経緯があり、バトルモードだけ後日アップデートになったんですね。
──これだけ多くの要素や遊び方のバリエーションがあるので、本作で初めて『チャリ走』に触れる方も多いと思いますが、そういった方も遊びやすかったりしますか?
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サトウさん:ストーリーがあるという点が、遊びやすさのポイントのひとつだと思います。これまでのものとは異なり、ストーリーを進めていく形で遊べるので、すんなりとプレイしやすいかなと。あとワールド1の最初に遊び方の説明もありますし、始めの方は「簡単だけど面白い」というステージ構成にしてあります。もちろん、先に進むに従って歯応えが出てくるので、本格派の方もご安心ください。
──ステージの進行に合わせて、腕前も徐々にレベルアップしていけるんですね。
サトウさん:今までのシリーズとは全く別のシリーズと考えてもらっても大丈夫なので、『超チャリ走』から遊んでもらい、気に入っていただけたら他のシリーズも楽しんでもらえたらと思います。
──少し気の早い話ですが、今後のシリーズ展開なども色々と考えておられますか?
サトウさん:今は、リリースが目の前に迫っている『超チャリ走』に全力を傾けていますが、先日スマートフォンの方で『跳びだせ!チャリ走3D』という新しい試みに挑戦したタイトルをリリースしました。この『チャリ走3D』も、ユーザーさんに遊んでもらうことでブラッシュアップに繋がっていくと思いますし、『チャリ走』での様々な新しい体験を届けていきたいというのは日々思っています。
それが、今後どういう形になっていくのかはまだ決まっていませんが、『超チャリ走』次第かもしれません(笑)。
──『超チャリ走』が好評だと、更なる展開も大きなものになりそうですね。
サトウさん:多くあれこれを、というよりは、ひとつひとつしっかりと積み上げていくのが重要かなと考えています。
──それでは最後となりますが、本作を楽しみにしている方々に向けて、メッセージをお願いします。
サトウさん:今までの『チャリ走』を知っている皆さんはもちろん、発表会などで初めて知っていただいた方にとっても楽しめるゲームになっている、とにかく「超」尽くしな作品です。課金要素のゲームも増えていますが、『超チャリ走』は落としきりでいつまでも繰り返してプレイできるので、安心して遊んでください。長く長く楽しんでもらえれば、なによりです。
──リリースを楽しみにしておきます。
サトウさん:あと、これだけは言わせてください。「スズキよ、俺に勝てるかな? かかってこい!!」
──挑戦を受けて立つ気が満々ですね。サトウさん、ありがとうございました。
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こちらの(もしくは日本社会の)都合で、いつもとはひと味違ったサトウさんに、『超チャリ走』の魅力を赤裸々に語っていただいたインタビューとなりました。一仕事を追えたサトウさんは、お馴染みの自転車で帰っていきましたが、おそらく押して歩いたのだろうと思います。『超チャリ走』の中では、たっぷり走ってくださいね!
『超チャリ走 あつめて超獣ハンター』は2月24日配信予定で、価格は680円(税込)です。
(C)SS (C)HY