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前作『スプラトゥーン』では、対戦をプレイする前に基本的な操作を覚えることができる「ヒーローモード」(シングルプレイ)が用意されていました。やはりメインはオンライン対戦なのですが、そのオマケというには割としっかりとした出来栄えで、収集品「ミステリーファイル」を集めることによって見ることができたイカたちの生態もなかなか面白いものでした。
ヒーローモードで戦う相手は「オクタリアン」というタコの集団だったのですが、既に公開されている映像で『スプラトゥーン2』にも彼らが再登場すると明らかになっています。詳しい情報は未発表ですが、再び「シオカラ節」が流れる時のような衝撃を味わえるのではないかと楽しみにしています。
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個人的に最も気になるのが『スプラトゥーン2』のマッチング。というのも、前作をしっかりプレイした人と、これから始める人の間にはかなり大きな差があるからです。やはり新しい要素が追加されたといっても基本は同じなため、うまく住み分けしなければ始めたばかりの人が勝てずにやめてしまうでしょう。
また、前作には「ウデマエ」と呼ばれる緩やかなレーティング制度が存在しています。これはガチマッチやタッグマッチのマッチングに使用されるのですが、多くの人が「S+」という最高位にたどり着くため、同じウデマエの中でも腕の差には大きな隔たりがあったりします。
とはいえ、厳密にマッチングをしないという設計思想も理解できます。レーティングのような数値が大きく主張するような作りだとそればかり気にしてしまう人も出てくるでしょうし、マッチング速度を優先したほうが結果的にはプレイヤーのためになることでしょう。このあたりはどちらも一長一短といったところですが、しかし初心者と既プレイヤーの住み分けに関しては必須なはず。どのように対策するのか気になるところです。
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さまざまなポイントが気になる『スプラトゥーン2』ですが、これらは徐々に公式Twitterアカウント(@Splatoon)で発表されていくものと思われます。本作が発売される2017年の夏が今から待ち遠しいです。
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