【特集】『星のカービィ』25年間の歴代ゲームまとめ ─ 関連作品は30種近くになるほどのビッグタイトルに

今回の特集では、『星のカービィ』シリーズが歩んだ25年間を関連ゲームタイトルから見ていきます。

任天堂 その他
【特集】『星のカービィ』25年間の歴代ゲームまとめ ─ 関連作品は30種近くになるほどのビッグタイトルに
【特集】『星のカービィ』25年間の歴代ゲームまとめ ─ 関連作品は30種近くになるほどのビッグタイトルに 全 32 枚 拡大写真

◆2012年


■『3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語』(2012年4月25日)


2012年で『星のカービィ』シリーズは20周年を迎えます。そんな記念すべき年にニンテンドー3DSで配信されたのが『3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語』。ファミリーコンピュータ版『星のカービィ 夢の泉の物語』をベースに、3DSの立体視を追加したタイトルになっています。

基本的にはオリジナルを忠実に再現している本作ですが、目コピーで作り上げられたためか30UPの裏技(ゴールゲームで7から順番に1段階ずつ上に上がっていく)が忘れられてしまっているなんてところも。そこだけは残念ですが、作品自体はかなりこだわりをもって再現が行われています。

■『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』(2012年7月19日)


そして、Wiiでは『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』が登場します。本作には『星のカービィ』『星のカービィ 夢の泉の物語』『星のカービィ2』『星のカービィ スーパーデラックス』『星のカービィ3』『星のカービィ64』の6タイトルが収録。さらに、『星のカービィ Wii』のさらなるチャレンジステージも遊べますし、オリジナルのサントラCDも付属しています。

この作品が発売された時は「20周年というのはすごいものだなあ」と思ったものですが、気づけばここからさらに面白い作品が出続け、25周年となる今はイベントなどもかなり盛り上がっている状況になったわけです。30周年のころにはいったいどうなるのか、今から楽しみでたまりません。

◆2014年


■『星のカービィ トリプルデラックス』(2014年1月11日)


個人的に、近年登場したシリーズ作品で最も完成度が高いと思えるのは、ニンテンドー3DSで発売された『星のカービィ トリプルデラックス』です。「ビートル」「サーカス」などの印象的な新コピー能力、3DSの機能を活かした立体視、あらゆるものを吸い込んでしまう「ビッグバンすいこみ」、そしてデデデ大王が主役になる「デデデでゴー!」などのインパクトも抜群でした。

しかしながら、これまでのシリーズ作品の総決算とも言える点が最も素晴らしいように思えました。収集要素のキーホルダーで過去キャラクターたちが出てくるのはもちろん、各種演出やステージ構成には過去の『星のカービィ』シリーズへの敬意と愛が感じられました。とはいえ、このあとも本シリーズは進化を続けていきます。

■『カービィファイターズZ』(2014年7月23日)
■『デデデ大王のデデデでデンZ』(2014年7月23日)


その後、ニンテンドー3DS向けDLソフトとして『カービィファイターズZ』と『デデデ大王のデデデでデンZ』が配信されます。これは『星のカービィ トリプルデラックス』に収録されていたサブゲームに要素が追加されたタイトルで、対戦アクションとリズムアクションを楽しめます。

それこそ『星のカービィ 夢の泉の物語』のころからサブゲームが充実していた本シリーズですが、ついにそのサブゲームが単体で配信されるようになりました。こうして別のジャンルにも進出し始め、カービィたちの活躍はどんどん広がっていきます。

◆2015年


■『タッチ!カービィ スーパーレインボー』(2015年1月22日)


Wii Uでは2015年に『タッチ!カービィ スーパーレインボー』が登場。こちらは『タッチ!カービィ』と同じシステムを採用したタッチペンアクションゲームで、ボール状になったカービィを虹色のラインに乗せて冒険を繰り広げていきます。ねんど風に作られた世界観がたまらない一作です。

最大4人での協力プレイに対応しており、仲間として登場するワドルディたちがとても頼れます。そのため、ひとりで遊べばじっくりプレイできる歯ごたえあるゲームに、みんなでプレイすればワイワイと手軽に遊べるゲームに変化します。

◆2016年


■『星のカービィ ロボボプラネット』(2016年4月28日)


オーソドックスな2Dアクションとしての最新作は『星のカービィ ロボボプラネット』となります。ニンテンドー3DSで発売された本作は、前作となる『星のカービィ トリプルデラックス』からさらにパワーアップ。新要素である「ロボボアーマー」は爽快感ある激しいアクションを楽しめると同時に、演出面でもかなり目立つ存在となりました。

前作から順当に進化し、さらに過去作のオマージュもたくさん散りばめられているあたりも嬉しい一作です。また、これまで『星のカービィ』シリーズはサウンドトラックが出ない、あるいは出たとしても特殊な配布のされ方が多かったのですが、ふつうにサウンドトラックが販売されたのも嬉しいところ。重要な曲である「銀河に名立たるハルトマン」はカラオケでも歌えます。

◆2017年以降


■『みんなで!カービィハンターズZ』(2017年4月13日)


『星のカービィ ロボボプラネット』に収録されていた『みんなで!カービィハンターズ』をパワーアップさせ、単体のソフトとして配信したのが『みんなで!カービィハンターズZ』です。ニンテンドー3DSも基本プレイ無料のゲームが増えてきたこともあり、本作では『星のカービィ』シリーズ初の基本プレイ無料システムを採用しています。

前述の『カービィファイターズZ』は対戦アクションでしたが、こちらは協力してボスを倒すアクションゲーム。4つのジョブを駆使し、さまざまな装備を手に入れ、チームワークを活かして仲間とともにボスを討伐していきます。

■『カービィのすいこみ大作戦』(2017年夏予定)


ニンテンドー3DS向けDLソフトとして『カービィのすいこみ大作戦』が夏に登場予定です。本作は3Dアクションゲームで、すいこみ&星型弾で敵を倒しつつハイスコアを目指していきます。まとめて敵を吸い込むと貫通星型弾を発射できるようになり、より高いスコアを獲得できるようです。

■さらなる新作(2017年冬予定)


そしてタイトル名など詳細は不明ですが、ニンテンドー3DS向けに新しいカービィの対戦アクションが開発されています。

◆その他のゲームタイトル


さて、これで一通りゲームで展開されているカービィの歴史を見ることができましたが、実は割愛したタイトルもあります。サテラビュー(スーパファミコンを用い衛星放送からデータをDLできる周辺機器)では『カービィのおもちゃ箱』というミニゲーム集が配信されていたようですし、海外向けにはパズルゲーム『Kirby's Avalanche』が存在しているようです。また、アーケードでは『星のカービィ メダルランドの魔法の塔』というメダルゲームも登場していました。

25年間も現役を続けているだけあって、『星のカービィ』シリーズもかなりたくさんのタイトルが出ています。多くのプレイヤーたちがそれぞれに思い出を持っているでしょうし、これから登場するタイトルが新しい素敵な思い出を作り出してくれることでしょう。
  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5

《すしし》

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]

特集

関連ニュース