さまざまなPlayStation VR(以下、PS VR)向けタイトルが登場していますが、その中でも恐竜と西部開拓時代を組み合わせた『DINO FRONTIER』はなかなか異色のタイトルと言えるでしょう。今回はソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアの特別会場で本作を先行体験をさせていただいたため、プレイレポートをお届けします。
『DINO FRONTIER』は、アメリカのゲームデベロッパー「Uber Entertainment」が開発したPS VR専用シミュレーションゲーム。プレイヤーは小さな人たちが住む街の市長となり大きな両手を駆使しつつ、建物を作ったり住人たちに指示を出して街の発展を目指していきます。
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本作はPS VRを装着し、PlayStation Moveモーションコントローラー(以下、PS Move)を2本使って遊ぶタイプのゲームとなっています。両手に持ったPS Moveはゲーム内で大きな市長の両手となるのですが、この操作感覚はなかなかのもの。住人や木材などをつまみ上げる感覚、ハンマーで建物を作る動作、そして地面を手繰り寄せてマップを移動する感覚と操作が非常にシンクロします。
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市長(プレイヤー)が大きな存在ということで、街はミニチュアのように見えるのも特徴。人形遊びのように配置にこだわるも良し、遠くから眺めて住民たちへ的確に指示を出すのもよし、近くで眺めて住人や恐竜たちの生活模様をじっくり見るもよし……と、PS Moveの部分も合わせてPS VR向きのシステムになっています。
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今回の先行体験では序盤の十数分のみプレイすることができました。まずは木材や食料を集め、酒場や休憩所など必要な施設を作り上げていきます。ゲームを進めると住人たちが増えて開拓がより進められるようになったり、ならずものが襲いかかってきたりと、プレイ感覚は『A World of Keflings』などに似ているように感じられました。
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また、はじめは食料もしくは恐怖の対象でしかなかった恐竜たちも捕まえて手懐けることができるようです。残念ながら今回の体験プレイでは捕まえる直前で終了となってしまいましたが、トレーラーを見る限りでは捕まえた恐竜に住民を乗せたり、あるいは荷馬車を引く馬代わりに使える模様。住民や恐竜の育成も重要な要素となってくるのでしょう。
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プレイできたのが序盤のほんの少しだけなので、全体がどうなるかきちんと理解できなかったというのが正直なところ。とはいえ、PS VRとPSMove モーションコントローラーを使って遊ぶ箱庭シミュレーションとしてはかなりの可能性を感じたことも事実です。中盤以降もVRならではの楽しさが強調されていれば、かなりの注目作になりうるかもしれません。
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(C) 2016 Uber Entertainment
※ゲーム画面はトレーラーからのキャプチャーです。