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ゲーム好きの女性を応援するプロジェクト「Project Gaming Girls」(以下「P2G」)が、8月5日に渋谷ヒカリエで「Gaming Girls Party #1 ? P2Gゲーム女子オフ会 -」を開催しました。
プロゲーマーとして活躍しているチョコブランカさんが発起人となり、女性ゲーマーの増加や発掘、コミュニティの拡大を目的として2017年7月に立ち上がったゲーミングチーム「P2G」。今回のイベントは『スプラトゥーン2』『クラッシュロワイヤル』『ハースストーン』『ストリートファイターV』を遊んでいる女性であれば誰でも参加可能で、気軽にゲームを楽しもうという主旨で開催となりました。
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左から、どすこい花子、yucco、チョコブランカ、まお
イベントの参加者は、友人同士だったり、親子連れだったりと幅広く、お互いに簡単な自己紹介を行った後はさっそく遊びたいタイトルをプレイ。不慣れでもP2Gのメンバーがしっかりとサポートする体制で、全員ゲーム好きの女性ということもあり初対面でもすぐにゲームトークで盛り上がるほどでした。
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7月21日に発売したばかりのニンテンドースイッチ向けアクションシューティング『スプラトゥーン2』。前作からのやり込み派からまだまだ始めたばかりと経験にバラつきのあるプレイヤーが集まりましたが、アドバイスを受けながら協力プレイやチーム戦を実施。その賑やかな様子に他のゲームで遊んでいた参加者も触発され、初めて触れるコントローラーに苦戦しつつも経験者と一緒に楽しみました。
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担当したどすこい花子さんは、今後レベル差があっても一緒に楽しめるような遊び方や、もっと上手になりたい人への教え方について模索していきたいと意気込みを語っていました。
世界中で楽しまれているBlizzardの対戦型カードゲーム『ハースストーン』では、誰とでも遊べるようにデッキのランクを低いものに揃えて対戦を行ったり、デッキ編成について深く語り合ったりする光景がみられました。
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初心者に対し、積極的にデッキのアドバイスを行っていた担当のyuccoさん。参加者のカード資産がバラバラという状態でのスタートでしたが、即興デッキでの対戦がとても盛り上がって良かったと胸をなでおろします。もともと女性プレイヤーが少ないそうで、別のゲーム目的で来た参加者にも『ハースストーン』をやってみたいと思わせられるようなアピールを考えていきたいと話していました。
対戦型格闘ゲーム『ストリートファイターV』ではアーケードコントローラーも用意し、参加者同士がじっくりと対戦。和やかな雰囲気ではありましたが、トレーニングモードを使って複数人で操作について話し合ったり、対戦中に「今はこうすれば避けられたかも」とお互いにアドバイスし合ったりすることも。
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イベント終盤には参加者を2チームに分けた東西戦も実施。他のゲームを遊んでいたプレイヤーも観戦に回り、この日一番の大歓声や拍手が巻き起こりました。
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格闘ゲームといえば、どのように上達すればいいか悩むプレイヤーも多いもの。そんな中、オフならではのコミュニケーションを図れたのが大きいと話すチョコブランカさん。東西戦での盛り上がりにより他のゲームを遊んでいたプレイヤーが興味を持ってくれたことを受け、今後は違うゲームプレイヤー同士の交流や、格闘ゲームの女性ユーザー拡大にも繋げていければと展望を覗かせます。
リアルタイム対戦ストラテジーアプリ『クラッシュ・ロワイヤル』では、会場内で大会を開き、おすすめデッキの紹介などで熱気を帯びます。さらにゲームだけでなく女性目線ならではのイベントへの要望や、ゲームプレイでの悩みも話題になり、参加者からは共感の声が上がっていました。
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これまで公式・非公式問わず女性だけで楽しめるような場があまりなかった中、ゲーム内やTwitter上でやりとりを重ねていた女性プレイヤー同士が実際に顔を合わせ、もっとゲームを楽しむためのきっかけ作りになったと手ごたえを感じた様子のまおさん。顔見知りが増えれば、より安心して参加できたり友人を誘えたりするので、こうした機会を途切れないよう定期的に続けていくのが大切だと話しました。
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30人以上のゲーマー女性だけが集まった本イベント。自身の腕前を気にせず気楽にゲームを楽しめる空間であった一方、もっと上手くなりたいと周囲の参加者やスタッフと熱く話し合う向上心に溢れたプレイヤーが非常に多かったのも印象的でした。イベント終盤には参加者同士での記念撮影を行う姿も見られ、終始穏やかな空気に包まれながらイベントは終了。
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P2Gが発表した「#ゲーム女子応援宣言 」。女子ゲーマーをもっと増やしたいという思いを含むこの宣言に共感した方は #ゲーム女子応援宣言 のハッシュタグとともにTwitterやInstagramへシェアしてみてください。
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