◆3年後のタツマイリ村
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そして4章からは主人公がフリントの息子であるリュカに変わるのですが、同時にタツマイリ村も大きく変化してしまいます。ヨクバが配った「シアワセのハコ」の影響か、素朴な田舎だったこの村が近代化してしまうのです。
お金の概念すらなかった村で売買が行われるようになるなどは別にかまわないのですが、村人たちはどこかトゲトゲしくなってしまいます。牧場もブタマスクの訓練場になり、村人はコーバなる場所でよくわからない仕事をさせられる有様。見かけは綺麗になっていますが、不安ばかりが漂います。
◆PSIに目覚める温泉
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リュカは単なる少年ではなく、PSI(超能力)を使うことのできる才能を持っているのです。しかしその力は秘められているものであり、マジプシーのイオニアと偶然遭遇することで開花させられました。
しかしこのPSIに目覚めるシーン、なんだかあやしい感じです。温泉で後ろを向かされてなんらかの痛そうなことをされているらしいのですが、はたして一体どんなことをされているのやら……。
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