◆「大聖堂」は一見の価値あり! 外観から「聖なる炎」まで、目を奪われる美しさ
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雪に覆われたフロストランド。厳しい土地柄ゆえか、人々は信仰心に厚く、敬虔な生き方が根付いています。「フレイムグレース」に続く長い階段を一段ずつ踏みしめるたび、自分の心もどこか洗われるような気持ちに駆られます。
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「フレイムグレース」と言えば、やはり「大聖堂」への礼拝は欠かせません。住民を護り、導く「エルフリック神の聖なる蒼き炎」が祀られているので、直参して旅の無事を願っておきましょう。また、かなり運がよければ、20年に一度行われる「式年奉火」の旅立ちに立ち会うことが出来るかもしれません。といっても、華々しい出立式典などはないので、気づかずに見逃してしまう可能性も・・・?
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もうひとつの見どころは、「大聖堂」を一望出来る高台です。「大聖堂」はかなり大きいため、近づくとその全体を見渡すことは困難。ですがこの高台からならば、見事な意匠をじっくりと拝むことができます。ただし、土地柄の関係で雪が舞うことも多いので、防寒や滑り止めなどの対策は忘れないでください。
◆厳しいからこそ、自然は美しい・・・。フロストランドの絶景・名所巡り
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「フレイムグレース」の近くにある「原初の洞窟」は、一般人の立ち入りが非常に難しいものの、「式年奉火」の儀式に使う種火が採火できる「原初の炎」があり、一目見たいと願う旅人もいるのでは。このガイドブックでは推奨しませんが、どうしてもという方は教会に掛け合ってみてはいかがでしょうか。許可もなく無理矢理洞窟に入るのは、絶対におやめ下さい。
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また、西フレイムグレース雪道から眺める景色は、時を忘れるほどの美しさ。感嘆のため息すら、水晶のような煌めきを放ち、美しい眺めを彩ります。こちらも防寒必須ですが、時には足を止めて風景に目を配るのも旅の醍醐味。街と街の間を“移動”で済ませてしまうのは勿体ないですよ。
◆人とモンスターの、絆ある関係。森の奥で生きる狩人たちが集う村へ
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最後に紹介するのは、ウッドランド地方の村「シ・ワルキ」。森の奥深くにあり、多くの観光客が足繁く通うといった場所ではありませんが、自然と人が交わる境界として見ると稀有な体験を肌で感じられる村でもあります。
森に囲まれているため、モンスターを仕留めて暮らす狩人が多いのもこの村の特徴。しかも、モンスターを飼い慣らしている狩人も多く、彼らに付き従う姿を見かけることも。狩人とモンスターには絆があり、信頼関係のある相棒のような存在です。こちらが理不尽なことをしなければ、襲いかってくるようなことはないのでご安心を。いたずらに刺激せず、敬意と節度を持って接しましょう。
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村広場ではたまに、腕の立つ狩人が新米に稽古をつけることもあります。手加減こそあれ、モンスターと新米狩人の戦いは真剣そのもの。勇気に満ちた戦いぶりを、間近で拝むまたとない機会です。もし出くわした時は、その幸運に感謝しつつ、苛烈な稽古を見守ってみては。
◆新緑豊かな森で、命の息吹に触れる幸せ。自然の中で、生きる意味を再発見
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狩人たちが集う「シ・ワルキ」に至る北シ・ワルキ森道。フロストランドとの接点には雪が流れこんでおり、自然環境の境界線を実感できます。雪にまみれた木々は寒そうに見えますが、それでも凛々しく揺るがぬ姿に、偉大なる自然の生命力を垣間見る方もいるのでは。
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この地方は丈の高い木々に覆われており、そのため昼でも薄暗く、足元に気を受けなければなりません。その一方で、ちょっとした木漏れ日が注ぐ場所もあり、暖かな日差しへの恋しさを思い出す瞬間もまた味わい深いものです。旅路に疲れた時には、薪割り用に切られた切り株に腰を下ろし、森を抜ける風の音に耳を傾けてみるのも、ウッドランドならではの贅沢です。
今回は、ぐるりと一周して回れる8つの街や村と、その周辺の観光スポットに絞って紹介してみました。オルステラ大陸に不慣れな方は、まずはこの一帯を楽しんでみてはいかがでしょうか。もちろんこの大陸には、様々な街や絶景がまだまだ存在します。旅に慣れてきたら、まだ見ぬ名所を自分の足で見つけてみるのも一興です。この夏、オルステラ大陸が貴方の訪れを待っていますよ!
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