国内外の一流選手がせめぎ合う!『スプラトゥーン2』交流大会で、バトルと応援が交差するライブ感を満喫─「Platinum Cup 4th」レポート

イカとヒトの姿を切り替え、カラフルなインクでナワバリを広げてバトルを有利に進めるアクション・シューティング『スプラトゥーン』。Wii Uで鮮烈なデビューを遂げ、ニンテンドースイッチに登場した『スプラトゥーン2』も国内外で大きな反響を呼びました。

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国内外の一流選手がせめぎ合う!『スプラトゥーン2』交流大会で、バトルと応援が交差するライブ感を満喫─「Platinum Cup 4th」レポート
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◆決勝までの歩みもアツいバトルばかり!



そしていよいよ、各チームがガチでぶつかり合うトーナメント大会「Platinum Cup 4th」が火蓋を切ります。「Platinum Cup 4th」の対戦方法は、ガチルール4種使用(運営指定)による3本先取で勝利。ステージは、1戦目のみ運営が指定し、2戦目以降は負けたチームが選択するカウンターステージ制。サブギアは禁止、メインギアのみというルールです。


色が異なる2本のサイリュームで観客からの反応を伺うと、海外勢と国内勢のどちらが優勝するかの予想は概ね半々。そして応援したいチームについては国内勢が優勢。この応援がどのような結果に結びつくか、まずは一回戦がスタートします。




最初に激突したのは、海外勢のSet to DestroyX(以下、S.T.D.X)とGhost Gaming(以下、Ghost.G)。初戦のガチヤグラでは、早々に連続キルが飛び出し、一戦目から急テンションのバトルが展開。この激戦を制したGhost.Gがその勢いをうまく掴み、二戦目のガチホコバトル、三戦目のガチエリアも勝利して、3タテという理想的な展開で決勝戦にコマを進めました。



続いては、日本勢のLibalent Calamari(以下、CALAMRI)とGG BOYZが対決。まずガチエリアでの戦いは、果敢な攻めでGG BOYZに軍配が上がります。二戦目のガチアサリも、GG BOYZが有利な展開が続いて連続勝利。こちらの戦いも3タテで終わるのか・・・といった空気が会場に広がるものの、このまま終わるCALAMRIではありません。




ガチヤグラのステージとして、CALAMRIはバッテラストリートを選択。もちろんGG BOYZの攻撃は依然厚く、残り47カウントまで運んで試合の主導権を奪いにかかります。ですが、その後の反撃でCALAMRIが残り32まで進め、そのまま試合時間が経過。15カウント差でCALAMRIが勝利を掴みました。



反撃の狼煙を上げたCALAMRIは、ガチホコバトルでも見事な立ち回りを見せ、残り1カウントまで詰めよる猛攻ぶりを披露。GG BOYZも残り28まで押しましたが、攻めだけでなく守りもしっかりと抑え、CALAMRIがまたしても勝利。連勝に対して連勝で返します。




5戦目のガチエリアは、ショッツル鉱山が舞台に。互いにエリアを奪い合うものの、GG BOYZは少しずつカウントを進める一方で、CALAMRIは残り85カウントからなかなか進めることができません。50、20と残りカウントを進めるGG BOYZから、終了直前にエリアを奪ったCALAMRI。なんとか残り63まで進めたものの、そこでカウントストップ。そのまま試合が終了を迎え、こちらはGG BOYZが決勝戦に進む形に。なお、決勝戦の前に3位決定戦が行われ、こちらも激戦が展開しましたが、CALAMRIがS.T.D.Xを下して3位に食い込みました。

◆拮抗する激戦が続く決勝戦! 一瞬の隙に勝機を見つけたチームは・・・





海外勢で勝ち上がったGhost.Gと、日本勢の勝者・GG BOYZが対峙した決勝戦。ガチエリアによる一戦目の舞台は、チョウザメ造船に。まずは初動でいい立ち回りを見せたGG BOYZが、残りカウントを一気に41まで進めます。対するGhost.Gの反撃は、しかし残り65でカウンターストップ。改めて主導権を奪ったGG BOYZが好調にカウントを稼いでノックアウトし、初戦を白星で飾ります。



二戦目のガチホコバトルもGG BOYZの猛攻は変わらず、有利な盤面を作り上げて一気に畳み掛けます。その結果、いきなり残りカウントを9まで進める好プレイに繋げました。その後は膠着状態が続き、Ghost.Gもなかなか反撃に移れませんが、試合開始から3分が過ぎたあたりで盤面は急展開を迎えます。




Ghost.Gが急襲を仕掛け、怒濤の攻めでなんと残り1に! その勢いで試合が終わるかと思いきや、間一髪でGG BOYZが阻止。互いに残り1桁という緊迫した状況の中でラスト1分に挑みますが、攻防は一進一退のまま。そこで終了時間を迎え、接戦の中でGhost.Gが1勝をもぎ取りました。




1対1で迎えた3戦目は、ガチヤグラ。モズク農園を舞台にせめぎ合う両チームでしたが、GG BOYZに形成が傾くと残りカウント20まで押し切ります。ハイパープレッサーでガチヤグラ周辺を掃除し、Ghost.Gが反撃に臨むものの、こちらは残りカウントを69で止められ、逆転ならず。序盤で稼いだ有利を崩さず、GG BOYZが勝利し優勝に王手をかけます。



そして迎えた4戦目は、ニューオートロでガチアサリ対決。開始直後から双方共にキルが続出する激しい撃ち合いとなりますが、先手を取ったGhost.Gが残りカウントを65まで進めます。すかさず反撃に転じたGG BOYZは、65、47、29と度重なる攻撃で順調にカウントを進行。しかし、GG BOYZが勢いを増せばGhost.Gも猛撃し、28まで減らして逆転します。



わずかにGhost.Gが上回った形で残り時間が1分を切り、戦いは苛烈さを極めていきますが、一瞬の隙を突くスフィアでの切り込みが功を奏し、残りカウントは一気に0! タイムアップを待つことなく勝利したGG BOYZが通算3勝を獲得し、今大会の優勝をその手に掴みました。


4戦目の激戦について、GG BOYZは「作戦通りに試合が動いたので、上手くハマって良かったです」「一度リードされたけども、(ガチアサリは)ターン制のようなものなので。みんなでしっかりキルを取ってから前に進みました」と、焦ることなく対処できたとコメント。一流選手同士の駆け引きや連携の高みを窺わせます。


こうして、優勝チームに相応しい風格を感じさせながら、多くの観客を熱狂と興奮の坩堝に誘った大会が閉幕を迎えました。参加した全選手への感謝と労いに満ちた拍手が、会場を埋め尽くします。また、大会の締めくくりにて、「SPLAT JAPAN LEAGUE Period.2 2019」の開催を発表。今日の戦いは終わり、そして新たな戦いに向けた挑戦が幕を開けます。



(C) 2018 スプラトゥーン2 リーグ戦 Splat Japan League(SJL)公式サイト All rights reserved.
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《臥待 弦》

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