今回プレイするのは、セガゲームスが贈るアクティブ・シミュレーションRPG『戦場のヴァルキュリア4』のニンテンドースイッチ版です。
『戦場のヴァルキュリア』シリーズは、ターン制のシミュレーションRPG要素と、アクション要素が融合したバトルシステム「BLiTZ」が搭載されているゲームです。水彩画のような淡く美しいグラフィックで展開する、架空のヨーロッパを舞台にした戦争ドラマが人気なのですが、僕はシリーズ未プレイだったりします。
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情報収集の為に公式サイトのキャラ紹介を覗いてみると……主人公であるクロードは、レンジャー大隊E小隊の小隊長らしいです。素朴な好青年って感じ。そしてプレイヤーである僕は彼を操る、言わば彼の上官みたいなもんです。
そんな上官のシミュレーションRPGの腕前はと言うと……
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完全に思考停止……!脳筋……!回避至上主義……!
戦場で味方に後ろから撃たれそうな無能上官、爆誕である。
本作の物語&チュートリアルを無視する無能上官
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1935年、共和国国家連合体「連邦」と専制君主国家「帝国」による、ヨーロッパを二分する戦争が勃発した。劣勢に立たされた連邦は戦況を巻き返す為、帝国の首都を急襲する「ノーザンクロス作戦」を決行するのだった……この物語は戦争の中を生き抜く青年たちの人間ドラマである……。
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ゲーム開始早々にして敵と遭遇してしまい、バトルに移行する。
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まずはコマンドモードで、全体マップを見ながら操作するキャラや目的地を確認。
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そしてアクションモードでキャラを動かして戦場を駆け抜ける。マップに点在する遮蔽物を経由して敵の元へ向かい、撃ち合ったり拠点を制圧する。
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ゲームに慣れた人なら、敵の銃弾に当たらないように素早く行動出来るのであろうが……おじさんは、どのボタンが攻撃でどのボタンが隠れるのか、いまいち操作を覚えておらず、敵の真正面で棒立ちになる。
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説明書やチュートリアルを無視するタイプのおじさん。
(みんなはちゃんとチュートリアルをやろう)
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その後部隊のピンチにヒロインらしき人物が駆けつけて来てくれたのだが、なにやら同郷かつ過去に因縁があるらしく、険悪な雰囲気だ。
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接触すら拒む程の嫌われっぷりだけど
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物語中盤辺りに誤解が解けて最終的にはチュッチュするんだろうなあ。
無能上官、キャラ同士の相性を発見する
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物語は章ごとにわけられている。1つの章にイベントが数本とバトルがあり、それを繰り返してゲームを進めていく。
イベントパートとバトルパートが切り替わる際に、戦闘訓練や新しい武器の開発、部隊の編成などができる。
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お気に入りの隊員に良い銃を持たせたり、兵科を優先してレベルアップするなど、無能上官による贔屓の温床……!
新入隊した可愛い隊員を、出撃する部隊に編入しようとすると……相性という不穏な項目を見つけてしまった。
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相性……!?まさか戦場でイチャコラするつもりなのか、俺以外のヤツと……
ちなみに、相性の良いキャラ同士がバトルで隣接していると、強力な攻撃を繰り出せるのだが……
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僕は、可愛い隊員と相性の良いキャラを、嫉妬で除隊させる
無能上官・吉田輝和が好きなキャラとは?
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本作では若い女の子からおっさんまで、様々なキャラが隊員として加入してくる。つまりはお気に入りのキャラばかりを集めてハーレム部隊を作る事も可能なのだ。
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僕の好みのキャラはお姉さんタイプです!
これがリアルな戦場だったら「無能上官の好みに合致してしまった女性は前線に連れて行かれる」という噂が広がり、女性兵は自衛の為に身なりに無頓着になるんじゃないか……?
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前線に連れて行かれるのはなにも女性キャラだけではない。守備範囲が広いおじさんの前では男性キャラだって安心してはいられないのだ。
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モミアゲとヒゲがくっついているおっさんキャラって格好良いよね。
最初はお気に入りの女性キャラに囲まれたハーレム部隊を作ってみようと思ったのだが、最終的におっさんばかりのオヤジハーレム部隊になってしまった……。
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話は脱線するけどさ。ゲームや漫画の中年キャラって大抵20代後半くらいだよね(モン〇ア中尉とか)……僕の方がかなり年上になってしまった悲しさがある。
『戦場のヴァルキュリア』シリーズは本作が初プレイだったのですが、シリーズをやっていないとストーリーがわからなくなるという事もなく楽しめました。
「アニメ調の可愛いキャラクターだし難易度低めかな~」と思っていたのですが、敵味方の進軍ルートをきっちり考えないとSランククリアが出来なかったりと、やりごたえはばっちりでした。難易度はいつでも変更出来るので、SRPG初心者にもおすすめです。
本作の初回購入特典として、第一作目『戦場のヴァルキュリア for Nintendo Switch』が500円で購入出来る割引DL番号が封入されていたので、次はそっちを楽しもうと思います。
『戦場のヴァルキュリア4』は、PlayStation 4/ニンテンドースイッチを対象に発売中。価格は、PlayStation 4版が7,990円(税別) 、10thアニバーサリー メモリアルパック(PS4版)が12,990円(税別) 、ニンテンドースイッチ版が7,490円(税別)です。
吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」をはじめとした人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。ちなみに、巨大な食べ物を作っていく企画でカルト的な人気を誇る個人ホームページ「吉田が巨大な物を作ってますよ」も運営している。