◆同じ歴史を生きる他6ヵ国を一挙紹介!
実は筆者がプレイしたテスト版では、ヴェルム帝国のストーリーを第7章まで、他6ヵ国のストーリーを第1章までプレイする事ができました。ですので、先ほど紹介したヴェルム帝国よりも簡素になりますが、他6ヵ国の紹介もしていきます。
■姫を守る男の物語が描かれる「オルディス連合王国」
オルディア大陸の盟主国である「オルディス連合王国」は、王族をトップに据えた貴族が強い力を持つ国。ストーリーの主役となるのは、若くしてオルディス軍の憲兵少佐を務める「アシュレイ・セシル・ファリントン」。
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オルディス連合王国の第1章では、M7国際会議で起きた爆発事件時をアシュレイ視点で体験することができます。読み進めていくと、オルディス連合王国の王女とアシュレイの間に特別な関係があることが明らかに。とある理由からオルディス連合王国を背負うことになった王女の成長物語、そして、王女を守るため奮闘するアシュレイの強さに注目した物語であると感じました。
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■悲劇的な皇女の活躍を描く「ジェリーダ皇国」
資源不足と技術発展の遅れによる貧困によって、民衆から改革を望まれている極寒の雪国「ジェリーダ皇国」。ストーリーの主役となるのは、ジェリーダ皇国第四皇女である「セラフィーナ・アレクサンドラ・ヴォルゴード」です。
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その国政から国内に革命軍も存在するほど、民衆の不満が溜まった国であるジェリーダ皇国。第1章ではオルディス連合王国と同じように、M7国際会議で起きた爆発事件時をセラフィーナ視点で体験することとなります。セラフィーナの視点によって、会議場の外でも様々な事件が起こっていたことが判明。
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他人を思う気持ちが強いセラフィーナは、皇女でありながら自ら戦い市民を助けようとする優しい性格の持ち主なのですが、他の国のストーリーを読んだ結果、悲劇的な結末が待っていそうな気がしてしましい、不憫でなりません。「こんないい子が悲しい結末を迎えるのかも・・・」と思いながらプレイするのは、なかなかに辛いものがありました。
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■裏社会の何でも屋となった男が、とある事件に関わっていく物語「パラディア群国」
島々が集まってできた「パラディア群国」は、中国の街並みを思わせる独特な雰囲気を持った国となっています。国の統治も、力をもった5つのファミリーが行うといった特殊さ。そんなパラディア群国で主人公となるのは、借金の取り立てや取引の用心棒、時には家の壁修理などといった“何でも屋”を営む男性「イーヴァル・ディン」です。
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パラディア群国では、イーヴァルが受けた仕事を追っているうちに不可解な出来事に遭遇していくといったストーリーになっており、ヴェルム帝国のような戦争がメインのストーリーではなく、陰謀劇のようなストーリーが新鮮で、楽しむ事ができました。
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■諜報員たちの活躍が描かれた「アルス=フォルマ共和国」
商人連合を前身とした「アルス=フォルマ共和国」は、芸術と文化の国というだけあって他の国にはない華やかさのある街並みをしています。この国の主人公となるのは、情報部に所属する女スパイ「ラシェル・ベルティエ」。
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“女スパイ”という単語からも想像できるように、アルス=フォルマ共和国での物語は他国へのスパイ活動が主なストーリーとなります。同じ情報部の仲間と協力し、色仕掛けや武力による強行突破などで情報を集めていく様子は、探偵ものの小説を読んでいるようにも感じました。
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■突如始まるゾンビパニック・・・「リベル独立領」
独立したばかりの国である「リベル独立領」は、研究都市の存在などによって他国とは一線を博した技術力を誇る技術大国。主人公は警備隊に所属する青年「ジャスティン・アボット」。彼の服装が現代の警備員の見た目と似ているあたりからも、この国の技術力の高さがうかがえます。
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警備隊として、仕事仲間と共に町のパトロールや野犬などへの対処を行うジャスティン。仕事仲間とのたわいない会話や、途中で登場する中二病の女の子への対処など、良い意味で平和なギャグが続くストーリーとなっており、筆者としては全7ヵ国の中で1番面白いと思える内容になっていました。
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・・・ですがそんな平和も途中まで。突如発生した謎の光によって、住人たちが凶暴化。さっきまでの平和的雰囲気はどこにいったんだ・・・と思えるような地獄絵図。正直ストーリーの続きが1番気になる国です。
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■世界観は突如“和”に。物語の舞台は学園生活。他国とは全く異なる「アマツ巫国」
最後にご紹介するのが、今までの国とまったく違う世界観もった「アマツ巫国」。この国にのみ登場する「霊獣」と呼ばれる化物の存在に加え、それを退治する陰陽師。主要キャラクターたちが使う武器が刀、服装が着物のようなもの等々、この国だけ“和”という世界観を持っています。
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そんな「アマツ巫国」の主人公は、陰陽師を養成する「陰陽塾」に通う学生「カナギ・レンカ」。学生という言葉から分かるように、物語の舞台は学校。レンカたちが陰陽師を目指して切磋琢磨する学園生活が描かれるといったストーリーが展開されます。
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レンカを妬む生徒の嫌がらせに対処したり、その生徒と共に窮地を超えて少し絆を深めたりといった王道の学園ストーリーを楽しめるアマツ巫国。国が解放されるのも1番最後のため、今まで体験したストーリーとは全く異なった体験をすることができます。
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また、パブリッシャーであるフジゲームスに確認したところ、ヴェルム帝国のストーリー第7章まではリリース時の「前半」にあたり、「後半」はヴェルム帝国7章をクリアした時に開放されるアマツ巫国1~7章につながるとのこと。本作のシナリオ監修会議にて、7ヵ国の全シナリオが完成した後、「ヴェルム7章→アマツ巫国」の順番で読んでもらいたい・・・という想いから、本作のリリース直後に7章まで読めるのは、ヴェルム帝国とアマツ巫国の2ヵ国となっているようです。
なおそれ以外の5ヵ国は、リリース直後はテスト版と同じく「第1章」の終わりまでプレイできます。どうやら物語の開放にも意図があるようですので、リリース後に然るべきタイミングで5ヵ国のストーリーが開放されていくのかもしれません!
◆主役はストーリーだけじゃない、シンプルだけど奥深いゲームシステム!
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ストーリーに大きな力を入れている本作ですが、シンプルだけども奥深いバトルシステムとなっています。基本は所持キャラクター5名+控えとしてフレンド1名の計6人でパーティーを組み、敵・味方含めたキャラクターのスピード順で行動を行います。
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パーティーメンバーは、通常攻撃・スキル・武器攻撃・必殺技の4つから行動を選択可能です。通常攻撃以外は初め選択できず、ターンの経過や与えた・受けたダメージ量によって使用が可能に。スキルや必殺技は、1体の敵に特大ダメージや複数の敵に大ダメージを与えられるものが多いため、どのタイミングで撃つかが重要となってきます。
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また、パーティーメンバーの一部ステータスを上昇させてくれる「陣形」にも注目。この陣形システムを活かすことによって、攻撃寄りの布陣や防御寄りといった陣形を組むことが可能です。パーティーを適材適所で配置していきましょう。
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ストーリーでは、こちらと同じく必殺技を使ってくるボス級の強敵も登場するため、勝利するためにも自分の手持ちキャラクターとこの陣形システムを上手く活用していくことが重要となります。なお筆者は、「やられる前にやれ!」の精神でずっと攻撃陣形を愛用していました。初心者にもオススメの陣形となっていますので、ぜひ活用してみてください!
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今回の先行プレイレポートは以上となります。ストーリーに大きく力を入れている本作は、“ストーリーを読む楽しさ”が追及されており、誰でも物語を楽しめるよう、バトルにオート機能が搭載されています。それでいて、「育成」「陣形」「装備武器」などの要素も。
ゲームが苦手な方でもストーリーを存分に楽しむことができる『プレカトゥスの天秤』は、基本プレイ無料で間も無くリリースの予定です。独特なストーリーに興味を持った方は、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
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