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ゲームコントローラー。それは我々ゲーマーとゲームをつなぐ、命綱のような装置です。例えばPlayStation 4(以下、PS4)のような家庭用ゲーム機でゲームをする場合にはほぼ必ず何かしらのコントローラーを使うことになります。そしてゲームをしている間はずっとコントローラーを触り続けることになるわけです。ゲーマーにとっては、もはや「空気」「水」と同じ領域にあると言っていいでしょう。
コントローラーの質の向上はそのままゲーム体験の質の向上につながりますし、ゲーム体験が向上することで生活の品質も向上します。そんなわけで、自分に合った良いコントローラーを使うことが、人生全体の品質の向上につながるといっても過言ではありません。
ということで本稿では、9月6日に国内で発売されるPS4用公式ハイエンドコントローラー「レボリューションアンリミテッドプロコントローラー」の試用レポートをお届けしたいと思います!本製品は昨年発売された「レボリューション プロ コントローラー2」から更にアップデートを加えた上位モデルとなり、「DUALSHOCK4(以下、DS4)」と比べてもなかなかの高級路線です。ハイエンドコントローラーの実力は如何にというところ、コントローラー愛好家の目線から紹介していきます!
まずは開封!
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ということで、早速開封していきます。いかにもハイエンドといった重厚なパッケージングで手が震えました。しっかりした作りのハードケースもついてきていますので、大会などでコントローラーを持ち運ぶことが多いプロゲーマーでも安心ですね。
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そしてこれが「レボリューションアンリミテッドプロコントローラー」の本体です。表面はすべすべで触り心地がよく、サイズにも違和感はありません。DS4とは異なりスティックが上部に配置されており、FPS/TPSプレイヤー向けと言えそうです。左右グリップの内側・側面には背面ボタンが2つずつ配置。左右で4つあり、後述する専用のソフトウェアでいろいろなボタンをアサインすることができます。
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今回は有線のみの体験となりましたが、専用USBレシーバーも同梱されており無線での利用もできるとのこと。リラックスしながらコントローラーを握るとき、ケーブルというのはどうしても邪魔になりがちですから、無線機能が利用できるのはシンプルに嬉しいですね。
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重量調節用の重り、スティック表面の凹凸をカスタマイズできる付け替えパーツも封入されており、e-Sports仕様という感じがビシビシ伝わってきます。個人的にはコントローラーの重さを重要視したことはないのですが、これだけ種類があるとなるといろいろ試してみたくなります。ちなみに、重りや替えのスティックも専用ケース付きです。せっかくカスタマイズできるんですから、早速挑戦してみます。
カスタマイズに挑戦
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グリップのフタ部分を外すと、重りを取り付けるためのくぼみがあります。左右それぞれ重さを変えたりすることも可能。いろいろ試した結果、もともとの重量がなかなか軽いので、重めの設定のほうが個人的にしっくりくる!という結論に達しました。人によって好みはあるでしょうから、選択肢が多いのはいいことですよね。
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前述したとおり、スティックヘッドは凸型と凹型の2種類。好みで選んでいきましょう。本製品以外でも、ハイエンドなゲームコントローラーには右スティックを凸型にするオプションがあったりしますね。
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「レボリューションアンリミテッドプロコントローラー」でカスタマイズできるのは、ハードウェア面だけではありません。専用のソフトウェアをダウンロードすれば、自宅にあるPCとつないでコントローラーのキー設定を細かく弄ることができます(スクリーンショットは英語版。製品版では日本語に対応)。
背面ボタンを含むボタンマッピングはもちろんのこと、トリガーの感度やスティックの感度曲線などもカスタマイズ可能です。プロファイルも4つまでコントローラー内部に保存できボタンで切り替えられますし、公式サイトから各ゲームに最適化されたプロファイルをダウンロードして、用意されたオススメ設定を使うこともできたりします。設定できる部分がなかなか多いので、何から弄ったらいいか分からないときのお手本にしてみてもよさそうですね!
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と、いうことでカスタマイズ完了。重りは一番ヘヴィーなものを中に入れ、スティックキャップは両方とも凹型を使用することにしました。僕が個人的にPCゲーでよく使っているコントローラーに近付けた感じです。
実際にゲームをプレイ!
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まずはおなじみのバトロワTPS『フォートナイト』をプレイしていきます。個人的には普段パッドで遊ぶことがないゲームですが、背面ボタンを建築などにうまく利用できそうですよね。ちなみに、事前にDS4でプレイした際の結果は散々でした。
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やはりシューターには向いているのか、DS4でプレイしたときよりも好調にゲームを進められました。とはいえ、背面ボタンの存在に慣れていないため、思ったほど活用はできない結果に……習熟すれば怖いものナシになるような気はします。スティックの感度の設定などをこだわると見直すのにも時間がかかりそうですが、そういった試行錯誤の時間もなんだかんだ楽しかったりしますよね。
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その後『コール オブ デューティ ブラックオプス 4』でも試してみましたが、やはり使い続けてみるとスティックやトリガー、流線的なボタンなどに差を感じられました。スティックのかっちりした挙動も気持ちよく、さすがハイエンドならではといった質感です。
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最後に、筆者が最近始めたばかりの『ストリートファイターV』をプレイ。編集部の『ストV』プレイヤーとパッドで対戦です。筆者は根っからのパッド勢(ナッシュ)で、普段はDS4で本作を遊んでいたりします。格ゲーだと「レボリューションアンリミテッドプロコントローラー」の方向キーの配置は人を選ぶかもしれません。ちなみに意外と熱戦になりましたが、最後は編集部員が操るジュリに情けなく敗れてしまいました。
シューター好き&カスタマイズ好きにはオススメ。背面ボタンには伸びしろがありそう……!
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いろいろなゲームを「レボリューションアンリミテッドプロコントローラー」で遊んでみましたが、やはりこの配置はシューターや3Dアクションゲームを遊ぶのに適しています。格闘ゲームには(筆者のDS4慣れもあって)微妙なところでしたが、背面ボタンをうまく利用できればパッドでは難しいボタン同時押しなどの操作が容易になるので、習熟すればDS4より強い可能性は充分にあると思います。
グリップ感や質感が優れているのはもちろんなのですが、本質的にはカスタマイズが多様なことがキモになっているコントローラーだと感じましたので、いろいろ弄りたいこだわり派のプレイヤーにもおすすめと言えるでしょう。PS4オフィシャルライセンスコントローラーの中ではおそらく最高級品の部類でしょうから、「ひとつ上のゲーミング」を体感したいPS4プレイヤーは、購入を検討してみてはいかがでしょうか!