【特集】『DEATH STRANDING』超豪華な顔ぶれが揃う世界的キャスト陣に迫る! ママー役マーガレット・クアリー編

全世界待望のコジマプロダクション作品第1弾『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』。本連載では、『DEATH STRANDING』のキャスト陣を、映画、ドラマなどの代表作を含めてご紹介していきます。第2回では、ママー役のマーガレット・クアリーに迫ります。

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【特集】『DEATH STRANDING』超豪華な顔ぶれが揃う世界的キャスト陣に迫る! ママー役マーガレット・クアリー編
【特集】『DEATH STRANDING』超豪華な顔ぶれが揃う世界的キャスト陣に迫る! ママー役マーガレット・クアリー編 全 2 枚 拡大写真

コジマプロダクション開発の完全新作アクション『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』(2019年11月8日発売)。『メタルギア』シリーズの生みの親として知られる小島秀夫監督の最新作にして、同スタジオの処女作となるこのゲームは、発売前から世界中で大きな注目を集めています。

人々や都市が引き裂かれ分断された世界を舞台に、プレイヤーは滅亡に瀕した人類のため、そして未来のために、人々の希望をつなぐ危険な任務に旅立ちます。そして、この壮大な世界観を彩るのは映画顔負けの豪華すぎるキャスト陣。本連載では、『DEATH STRANDING』のキャスト陣を、映画、ドラマなどの代表作を含めてご紹介していきます。第2回では、ママー役のマーガレット・クアリーに迫ります。

マーガレット・クアリーが演じる、ママーというキャラクター



縁なしメガネをかけた凛々しくて若い女性。アメリカ再建を掲げて組織された“ブリッジズ”の一員として、任務中のサムをサポートします。しかし彼女は、ある倉庫のような場所から動けなくなっている様子。その理由は、“死の世界”に生まれてしまった赤ん坊の“BT”と、臍帯で繋がりながら一緒に生活しているため。

ママーいわく、「大丈夫、この子は私とだけ繋がっている。他のBTとは違う」とのこと。死んでしまった自分の赤ちゃんと“死の世界”で繋がっているためその場から動くことが許されない、少し悲しいキャラクターなのです。

マーガレット・クアリーってどんな人?



アメリカのモンタナ州カリスペル出身。母親は、「恋はデジャ・ブ」(1993)でヒロインのリタ役を演じた女優のアンディ・マクダウェル。父親は、元モデルでミュージシャンのポール・クアリー。そして、姉のレイニー・クアリーも女優でモデルという、生粋の芸能一家に育ちました。

母親と同じように、「ヴォーグ」などファッション誌でカタログモデルとしてキャリアをスタート。その後、演技の世界に転身し、巨匠フランシス・フォード・コッポラの孫娘、ジア・コッポラの初監督作「パロアルト・ストーリー」(2013)で映画デビュー。ロンドンの王立演劇学校で修めた演技のスキルを遺憾なく発揮し、以降はテレビシリーズ「LEFTOVERS/残された世界」(2014-2017)、映画「ナイスガイズ!」(2016)など幅広く活躍。

日本の同名漫画を原作とするハリウッド版「Death Note/デスノート」(2017)では、弥海砂(ミサ)に相当するキャラクター、ミア・サットン役を熱演。サム・ロックウェル主演のミニシリーズ「Fosse/Verdon(原題)」では、エミー賞にノミネートされるなど、順調にキャリアを重ねています。

近年では、映画業界の名伯楽クエンティン・タランティーノの目にとまり、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)で役を獲得。レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットら、錚々たるキャスト陣との共演で話題となりました。

タランティーノ監督作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でのプッシーキャット役は、批評家筋に極めて好意的に評価され、そのしなやかなルックスと、確かな演技力を以って、徐々に頭角を現わしています。まさしく、いま最も注目すべき新進気鋭の若手女優なのです。またマーガレットは『DEATH STRANDING』で、ママーのモーションキャプチャーと英語版声優を担当。さらなる注目が期待されています。

日本語版声優を務めるのは、坂本真綾


ママーの日本語版声優を務めるのは、人気声優の坂本真綾。映画、ドラマ、アニメなど、さまざまな作品に声を当てる一方で、歌手として音楽活動も行なうなど、マルチな才能を活かし多方面で活躍中。

洋画の吹き替えでは、ナタリー・ポートマン、リア・ミシェルなど多くの女優を担当。アニメでは「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のルナマリア・ホーク、ビデオゲームでは『ファイナルファンタジーXIII』のライトニング、『Days Gone』のサラ・ウィテカーなど。

また坂本は、ハリウッド版「Death Note/デスノート」で、マーガレット・クアリーの日本語声優を務めた経験も。今回の『DEATH STRANDING』でマーガレットの吹き替えを担当するのは、「Death Note/デスノート」に続き2度目となります。

一度は観るべき! マーガレット・クアリーの代表作


「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」マーガレット・クアリー(中央)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」マーガレット・クアリー(中央)

今作『DEATH STRANDING』で、ママーに扮したマーガレット・クアリー。彼女の代表作にはどのようなものがあるのでしょうか。少し覗いてみましょう。

■「ナイスガイズ!」

幼い頃からバレエを習っていたらしく、一時はプロダンサーを目指していたマーガレット。その後、カタログモデルを経て、女優の道を志します。まさにブレイク直前の新鋭女優ですが、まだまだ代表作は多くありません。それでも彼女のセクシュアルな魅力を感じたければ、ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングのダブル主演で贈る「ナイスガイズ!」がオススメ。本作は、酒浸りの私立探偵マーチと、腕っぷしで物事を解決する示談屋のヒーリーのふたりが、ある失踪事件を調査していく痛快バディ映画です。マーガレット・クアリーは、ふたりが探している失踪した少女アメリア・カットナーを好演。しなやかなボディラインで魅力を放ち、しっかりした演技力で存在感を示しています。

■「Death Note/デスノート」

大場つぐみ(原案)と小畑健(作画)による同名漫画のハリウッドリメイクとなる「Death Note/デスノート」。Netflixオリジナル映画として全世界に配信された本作で、マーガレット・クアリーが演じているのは、原作の人気キャラクター弥海砂(ミサ)にあたるミア・サットン。チアリーダーで友人も多く、高校生活を満喫しているように見えるミアは、心にいつも空虚感を抱えている難しい役どころ。本作ではワイヤーを使った撮影に初めて挑戦するなど、アクションもそつなくこなしています。本作の出演によって、世界規模の人々に名前が知られることとなりました。

■「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

クエンティン・タランティーノ監督作の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」では、オーディションでヒッピーの少女プッシーキャット役を射止めました。本作には「スーサイド・スクワッド」(2016)でハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビーが出演していますが、その彼女の存在感に匹敵するほどの愛らしさとチャームを兼ね備えています。しっとりとした細身な肢体を大胆に披露し、バレエ仕込みの柔軟さで演じきったマーガレット。出演時間は長くはありませんが、それでも彼女の魅力がしっかりと堪能できる作品です。



『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』はPS4向けに、2019年11月8日に発売予定。縁なしメガネをかけたママーは、どこかミステリアスで、まだまだ多くの秘密を持ったキャラクターです。そうした難しい役柄を、マーガレット・クアリーはどのように料理してくれるのでしょうか。女優としての新境地に期待したいところです。

《Hayato Otsuki》

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