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2020年4月28日に発売予定、ニンテンドースイッチ向け引っ越しシミュレーション『Moving Out』。最大4人のローカル協力プレイに対応している本作は、はちゃめちゃお料理アクション『オーバークック』を開発したTeam17の最新タイトルです。
今回プレイヤーたちが挑むのは、料理ではなく引っ越し。みんなで協力しながらソファやベッド、椅子といった家具を運んでトラックに積み込んでいきます。ただし、荷物を運び出す先は普通の一軒家に限らず、幽霊屋敷、倉庫、貨物列車、飛行機など壮大なスケール感に。くわえて、指定された家具以外はいくら壊しても怒られないというはちゃめちゃっぷりです。
設定からどたばたアクション感が伝わる本作ですが、あらかじめダウンロードの開始に合わせて、体験版も配信もスタートしました。そこで今回は、2人でローカルマルチプレイをしてみましたのでご覧ください。
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体験版でプレイできるのは4ステージ。チュートリアルである必修研修、オーソドックな1LDKの住宅、幽霊のいる豪邸、道路と川の障害物があるパックモア・リバーです。必修研修では、本作の基本となる「荷物を持つ、投げる、ジャンプ、ビンタ」といったアクションを学べます。え?「ビンタ」は何に使うのかって?幽霊をひるませたり、仲間に喝を入れたりするのに使うんですよ!
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プレイヤーが操作するキャラクターは人間や動物だけでなく、トースターや植木鉢といったエキセントリックなキャラクターも用意されています。また、髪型や肌の色もカスタマイズができました。ちなみに私はトースターを選んだのですが、引っ越しの最中、定期的に「チン!」という小気味良い音とともにトーストが焼かれてばらまかれるため、わりと邪魔でした(笑)。
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さて、肝心の引っ越しアクションですが、基本的には指定された荷物を掴んで、トラックに運び込むというシンプルなものです。そこでゲームスタート直後は、お客さまの荷物はできるだけ丁寧に運ばねばと、ひとつひとつ慎重にトラックへと積み込んでいました。本作は物理演算アクションなので、キャラクターも荷物もほどよくぐにゃぐにゃと動くため、思い通りの場所にピタッと入らず悪戦苦闘していました。
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しかし、どうやら本作における引っ越しは、荷物を積み込めればそれでいいという発想のようです。狭いトラックの限られたスペースを効率よく使うためには、端から丁寧に並べるのではなく、投げまくって入れたほうがいいことがわかりました。しかも、運ぶ家具以外はどうなってもいいようで、窓ガラスを割りまくったり、テレビを壊したりしてもまったくマイナスにはなりません。このようにベッドを放り投げてリビングの窓をぶち破っても、何の問題もないのです。
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また、各ステージにはボーナス目標が設定されています。ご覧いただくとわかるとおり、余計なものを持って帰ったり、家具をめちゃくちゃにしたりとやりたい放題が推奨されていますね。プレイを進めていくと、次第に自分は引っ越し業者なのか解体業者なのかわからなくなってきます。
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他のステージでは、プレイヤーに襲い掛かってくるピアノやせっかく積み込んだのに陽気に歩いて出てきてしまう椅子、交通量の多い道路やワニが泳ぐ川を横断するなど、運ぶだけでもひと手間かかります。『オーバークック』でも中盤以降は、移動する床や落ちると一定時間行動不能になるマグマが登場したので、本作でもハードな引っ越しが楽しめそうな雰囲気が出ていますね。
また、クリアタイムに応じてメダルが獲得できますが、ゴールドメダルはなかなかシビアな時間に設定されています。筆者も何度か挑戦したのですがシルバー止まり……引っ越しマスターになるにはまだまだ修行が必要だと感じました。
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以上、『Moving Out』のプレイレポをお届けしました。どたばた協力する引っ越しアクションはもちろん楽しいのですが、どことなくブラックな引越し屋「スムーズ・ムーブス社」のアナウンスや80年代テイストなサウンドにも労働意欲を掻き立てられました。発売は2020年4月28日と少し先ですので、気になった方はぜひ体験版をプレイしてみてくださいね。