どうして『あつまれ どうぶつの森』の「スズキ」は嫌われるの? かわいそうな魚のかわいそうな理由を解説

なんの罪もない魚が、どうしても嫌われてしまうのです。そんな悲しい『あつまれ どうぶつの森』のおはなし。

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どうして『あつまれ どうぶつの森』の「スズキ」は嫌われるの? かわいそうな魚のかわいそうな理由を解説
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『あつまれ どうぶつの森』で最も嫌われているものはなんでしょう。その答えは「スズキ」です。そう、あの魚のスズキですね。

もちろんスズキになんら落ち度はありませんし、何か問題があるわけでもありません。ではなぜスズキは嫌われているのか。かわいそうな理由を説明させてください。

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スズキは魚であることが問題



スズキは海に住む魚で、出世魚。小さいころはセイゴなどと呼ばれるようです。シーバスという異名もあり、一年中釣れるため釣り好きな人にもよく狙われているとのこと。『どうぶつの森』においても、いつでも海にいます。

前述のように『どうぶつの森』ではかなりの嫌われもの。嫌われている理由として最初に挙げられるポイントは、魚は虫と違って捕まえてみるまで何かわからないというところ。虫であればいらないものは無視できるのですが、魚はとにかく釣らねばならないのです。


さらにスズキは大型の魚影です。海のレア魚(マグロやシーラカンスなど)はたいてい大きいサイズなので、魚影が近いスズキを見たら、プレイヤーはまず釣るわけです。しかしレア魚は低確率なので、引っかかるのはたいていスズキ。嫌でも釣れてしまいますし、回数も多いですし、ハズレの印象が大きいのです。

安いうえに大会でも出番なし



レアな魚を狙ううえで釣れてしまうのは、ある程度は仕方がありません。ただ、このゲームは魚をゴミ箱などに捨てることができない(逃がすか売るかのみ)ので、処分するにも手間がかかるのです。

そしてタヌキ商店に持っていくと1匹で400ベル。雑草よりはマシですが、残念ながら高いとは言えない部類ですよね……。

画像は『とびだせ どうぶつの森』より

ちなみに前作『とびだせ どうぶつの森』では、釣った際のメッセージが「また おまえかー?!」となっていました。プレイヤーの心の叫びがそのまま出ていたのです。

画像は『とびだせ どうぶつの森』より

さらに『あつまれ どうぶつの森』では釣り大会の仕様が変わり、一定時間で魚をどれだけ釣れるかの勝負になりました。以前はよりサイズの大きい魚を狙う大会だったので、それなりに大きくて釣りやすいスズキは狙い目だったのですが、その役割もなくなったわけです。

かわいそうなスズキ



そんなわけで好かれる要素がない『あつまれ どうぶつの森』におけるスズキ。よく釣れるけど安い、ほかのレア魚と分類がかぶっている、そのほかで役に立つこともほとんどないうえ、無視することもできない。これは嫌われても仕方ないかもしれませんね。

しかし、スズキという魚自体に罪があるわけではありません。飼ってみれば愛着が芽生えて、かわいく思えてくるはず……! でも、釣れるとやっぱり「また お前かー?!」と思えてしまうスズキなのでした。魚ではなく姿の見える虫だったら、こんなに嫌われなかったでしょうね……。


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《すしし》

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