『CELESTE』
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セレステ山の山頂を目指し、登山という名の殺人ロードを主人公マデリンが超えていく、昔ながらの2Dアクションゲームです。このゲームで特徴的なのは、1面から本気で殺しに来るステージギミックと復活のスピードです。今作はステージを選択し登頂を目指すのですが、序盤から高い難易度を誇っており簡単に死んでいきます。
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これを補うかのようにマデリンは素早く生き返り、めげずに登山を再開します。マデリンが行えるのは、ジャンプとしがみつきの2種類のアクションのみというシンプルな作品です。しかし、収集アイテムの存在やテンポのいいゲーム展開が後を引き、やめられない面白さがあります。ひとつのステージをクリアするのに結構な時間がかかるので、余裕のある時にやりたい作品です。
『ショベルナイト』
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高い音楽性と値段以上のボリュームで、発売から4年たった今でも楽しめる作品です。ショべルを使って敵を倒し、ジャンプをして穴を掘る。スーパーマリオのようにステージを選択し、クリアするだけでなくNPCとのイベントが村で用意されているほか、多数のプレイアブルキャラクターやNPCの掛け合いもあり、非常に丁寧に作られた作品だと感じるでしょう。
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しかし、これ以上に面白くプレイヤーを飽きさせない理由が、このゲームには2つ存在します。それがボディースワップ機能です。この機能は主要キャラクターの性別を変更するものですが、単に設定上の性別が変化するだけではありません。選択した性別によってドットの絵柄が変わり、例え性別を変更しても物語に破綻が出ないように設計されています。これはゲームをする時にロールプレイするプレイヤーにはうれしいシステムです。
そしてこのゲームがプレイヤーを飽きさせないもうひとつの理由は、無料で追加された新シナリオとステージです。発売後も精力的に新規シナリオがダウンロードコンテンツとして配布され、現在では4つのシナリオと最大4人で対戦可能なゲームが追加されました。これ以上の追加はないとのことですが、現状でも十分過ぎるボリュームの今作を遊ばれてみてはいかがでしょうか。
『Kingdom: New Lands』
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一国一城の主となるのが夢という時代もありましたが、実際になるとその厳しさは想像を超えるものだと気づかされるのがこのゲームです。このゲームの主人公は、唯一共通する王という職業以外、性別や見た目がランダムに変化します。
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毎回異なる見た目の王が行うのは、船が難破し、漂着した島からの脱出です。島を出るためは、現地の住民を狩人や大工として雇い、島に王国を築き発展させながら、船を修理する必要があります。
とはいえ、この脱出は一筋縄ではいきません。島では夜になると魔物が湧き、月が赤く染まった日にはいつも以上の大量の魔物が襲撃、脱出を邪魔してきます。これを退けながら脱出を何度も繰り返して、新しいギミックを見つけていく。この旅の終着点に何が待っているのかを確かめてはみませんか?
『Hyper Light Drifter - スペシャルエディション』
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今作は、一貫した色調のドットで描かれるイラストと、アニメーションのみで紡がれる物語が特徴です。不治の病にかかり、失われた文明の中を旅して治療法を探していく主人公。見下ろし型の視点で剣と遠距離攻撃を使い分けるアクションは、『ゼルダの伝説』を彷彿とさせます。
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採用されている統一感のある色、世界観にあった抑えたメロディーの音楽は、このゲームの世界をより際立たせています。音楽とドットのみで伝えられる物語にはプレイヤーの数だけ多くの解釈が生まれます。自分だけの『ハイパーライトドリフター』を見つける旅をしてみてはいかがでしょう。
『2064: Read Only Memories INTEGRAL』
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最後に紹介するのは、『2064: Read Only Memories INTEGRAL』です。この作品はサンフランシスコで作られたものですが、ゲームの黎明期に日本で発売されたファミコンソフトに似た雰囲気を感じます。左端にキャラクターのアップ、中央に全体が表示される画面配置。画面上のオブジェクトを調べることで、物を食べられたりメールをチェックできる様は、推理もののファミコンソフトを思い出させます。
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レトロフューチャーな世界観のサンフランシスコで、社会の裏側を暴いていくストーリーは、主人公の選択によって様々な面を見せてくれます。昔懐かしい推理アドベンチャーを遊びたい方にはとてもおすすめの作品です。
ドットは技術上の制約という問題からとられた手段でしたが、最近では表現方法のひとつとして採用されています。昔からある技術が洗練され、今の技術にも劣らずに用いられている様は、現代版のレトロフューチャーを見ている気分です。まだまだ新たな魅力を与えてくれるドットの技術には目が離せませんね。