次世代機や生産終了ハード、いつ“乗り換え・買い換え”すればいいの? 後方互換や市場の動向、これまでの傾向などから推察【特集】

次世代機への乗り換えや、現行機の買い換えるタイミングは、いつでも悩みものです。そこで今回は、現時点の状況を鑑みて、お勧めのスタンスを紹介します。

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次世代機や生産終了ハード、いつ“乗り換え・買い換え”すればいいの? 後方互換や市場の動向、これまでの傾向などから推察【特集】
次世代機や生産終了ハード、いつ“乗り換え・買い換え”すればいいの? 後方互換や市場の動向、これまでの傾向などから推察【特集】 全 9 枚 拡大写真

現行機の買い換え時期は?



PS4やXbox Oneは、後継機となる次世代機の発売が近づいているので、買い換えよりは前述の乗り換えを検討した方が、遊びの幅が増えるのでお勧めです。それでも敢えて買い換えにこだわるならば、「新品が買えるうちはいつでも、中古品しか見当たらない場合は早めに」が適切でしょう。

例えば「PS4」は今も生産されているので、急ぐ理由がなければ焦って買い換える必要はありません。必要になったタイミングや、使っているPS4の調子が悪くなった時に買い換えを考慮しましょう。一方で、「Xbox One X」のように生産が終了しているケースでは、在庫が切れる前に購入しておくのがベターです。もちろん、いつかはPS4も生産終了を迎えるので、その時は柔軟な対応を。また、直せば済むケースは修理依頼もご一考ください。


まだ後継機が見えない現行機といえば、ニンテンドースイッチです。2017年に発売されたスイッチは、まだしばらく任天堂の最新ハードとして活躍することでしょう。買い換えや2台目を検討される場合は、バッテリー重視の新モデル(2019年8月より発売開始)か、携帯性のライトか、好みや用途に合わせてチョイスしてください。

あくまで噂の範囲ですが、新型が登場するのではといった憶測も流れていますし、低価格モデルが新登場する可能性もゼロではないので、利便性を求める買い換えの場合は状況を見守ってみるのも手段の一つ。家族内で一緒にプレイするための2台目などであれば、プレイ機会を減らすのも勿体ないので、早めに購入するのがお勧めです。

3DSの別モデルが欲しい場合は、早めの買い換えがお勧め



直近のハードで最も買い換えを検討すべきなのは、「ニンテンドー3DS」(以下、3DS)かもしれません。無論、不要な人が無理に買う必要はまったくありませんが、現役で遊んでいたり、プレイしたい3DSソフトがまだある方は、今後に備えて買い換えや予備機の調達を視野に入れてるのもお勧めです。

というのも、3DSの生産終了が先月明らかとなり、新品は在庫限り。また、状態のいい中古品も徐々に数が減っていくことでしょう。ですが、修理対応はまだ受け付けているので、手持ちの機種で満足している場合は、まだ急ぐことはありません。修理対応の終了が発表された辺りで、予備機の確保を検討しましょう。

ちなみに、3DSには様々なバージョンがあります。ひとまわり大きいサイズの「3DS LL」や、ハイエンドモデルの「New 3DS」「New 3DS LL」、一部機能を省いた低価格モデル「ニンテンドー2DS」「Newニンテンドー2DS LL」と、そのラインナップは実に多彩です。

例えば手元の3DSが初期型で、大きな画面の「LL」やハイエンドモデルの「New 3DS」に替えたい、と望む方もいることと思います。このように別モデルへ買い換えたい場合は、店頭に在庫がある今が買い時。生産終了=新たな供給がないため、時間が経てば経つほど選択肢は狭まるので、早めの買い換えがお勧めです。

筆者個人も、そろそろ3DSの買い換えを考えています。実は、3DSの後継機発表を待っていたのですが、今のところその気配はないので、今は買い換えを検討中です。据え置き機の作品なら移植やリマスターもあり得ますが、3DSソフトは2画面の特徴が逆にネックとなりそうなので、実機での環境は確保しておきたいところです。


携帯ゲーム機の買い換えを考えるならば、「PS Vita」についても一考すべきでしょう。据え置き機とのマルチ作品も多いものの、やはりPS Vitaでしか遊べないタイトルがあるので、こちらも外せません。

PS Vitaも生産が終了していますが、中古市場ならばまだまだ購入しやすい状況です。こちらも後継機の話はまだ持ち上がってないので、惹かれるタイトルがある方は、そろそろハードを押さえておいてもいい頃合いです。入手手段がほぼ中古のみなので、状態のいい本体は時間が経つごとに減っていきます。ただし、TV画面で遊べる「PS Vita TV」の中古市場は、定価を上回る相場になっているのでご注意を。



ユーザー個々人の関心度や環境などで、乗り換え・買い換えのタイミングは変わるため、万人にとって最適な時期というのは実質あり得ません。ですが、ある程度慎重に行きたいのであれば、次世代機への乗り換えは発売日以降に情報を確認してから判断するのがお勧めです。とはいえ、発売日以降にすぐ買えるかどうかは市場の動向次第なので、そこは覚悟しておきましょう。

スイッチについては、急ぎでなければ今後の動向を見極めるのも悪い手ではありません。ですが、ハイエンドモデルなどの話はまだ挙がっていないので、早々に買い換えたり2台目を確保し、ゲームライフをより充実させるのもお勧めです。

3DSの買い換えについては、今が買い時と見てよさそうです。特に、別モデルが欲しい方や予備機を押さえておきたい人は、そろそろ動き出していい頃合いでしょう。手元の3DSで満足している方は、修理対応を視野に入れつつ、まずは現状維持で。

PS Vitaの生産は終了していますが、中古市場にまだ在庫があるので、折を見て購入してもいいかもしれません。また、もう少し市場の動向を見守る余裕がありそうなので、相場をチェックしながら買い時を探すのも一興です。

購入したハードが永遠に使えれば嬉しいのですが、万が一の事態に備え、乗り換え・買い換えについて考えてみてはいかがでしょうか。手に入らなくなってからでは遅いので、後悔のない判断をどうぞ。
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《臥待 弦》

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