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カプコンが手掛けるニンテンドースイッチ向けハンティングACT『モンスターハンターライズ』。本作の音響効果について、5月11日に放送された関西テレビのTV番組「ちゃちゃ入れマンデー」で紹介されました。
同番組のコーナー「あんたの地元スゴイんやで!関西のマル秘ええトコ自慢SP」にて、大阪市中央区にあるカプコン本社がピックアップされると、『モンハンライズ』の効果音(SE)を収録するスタジオの様子が映し出され、モンスターの鳴き声など、本作を彩るその音の数々の「正体」が明らかに。
意外なアイテムでオロミドロの尻尾の音を演出
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登場したのは『モンハンライズ』のサウンドディレクターである田中浩介氏。まず最初に新モンスター「オロミドロ」が発する効果音について説明されたのですが、そこで同氏が用意したのが「セロリ」。「オロミドロ」の特徴的な尻尾から出る“パキパキ”という音は、セロリを折ることで表現されていたのです。
ちなみにあまり知られていませんが、この「セロリ」が発する音は、骨折等の表現として映像コンテンツではよく使用されているそうです。
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この他にも、今度は“DJサンドウ”として知られる山東善樹氏が登場すると、プレイヤーがよく耳にする「決定音」は、ホームセンターで購入したという金具をぶつけたり、「防具を着たハンターが走るときに出る音」は、ランドセルに金属の小物を入れて揺らしたりして制作されていると説明。なお後者のランドセルは、カプコン社員の娘さんが実際に6年間使っていたものが活用されているそうです。
またフィールドの環境音として聞こえる「セミの音」は、大阪城周辺でフィールドレコーディングしたものを使用。『モンハン』シリーズでは新作が出るごとに新しい音を作るという、効果音への並々ならぬこだわりが語られました。
番組放送後はSNSでも大きく話題となり、「身近なものの音だったので納得した」など巧みなアイディアに感心する声が寄せられています。
ちゃちゃ入れマンデー「#264 あんたの地元スゴイんやで!関西のマル秘ええトコ自慢SP」
※再生時間26分頃から。5月18日(火) 19:00 配信終了予定
https://tver.jp/corner/f0073849