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カプコンが手掛けるニンテンドースイッチ向けハンティングACT『モンスターハンターライズ』。本作の公式Instagramにて、新モンスター「オロミドロ」のラフ画が公開中です。
“泥翁竜”という二つ名を持つ「オロミドロ」は、その名の通り泥を使った攻撃を展開してくる強敵です。紹介されている初期コンセプトは「イタチ、書道、泥田坊」。『モンハンライズ』では、ヨツミワドウは“河童”、イソネミクニは“人魚”、ゴシャハギは“雪鬼”と、新モンスターがそれぞれ日本の妖怪をモチーフとしていますが、泥の中に住む一つ目の老人妖怪“泥田坊”が「オロミドロ」のモデルのようです。また初期デザインには、それに加えて“ドリル”と“ぞうきん”がフック要素として混ぜ込まれています。
“ドリル”こそなくなってしまったようですが、実装された「オロミドロ」のひねり込むような動きは、“ぞうきん”の面影が感じられると言えるかもしれません。また初期から“粘土の高い泥をまとっている”というのは欠かせない要素だったようです。
パーツごとの詳細なラフ画も公開されています。実装された「オロミドロ」は“翁”という名にふさわしい、どこか威厳のある顔つきをしていますが、ラフの時点ではあの特徴的な髭はなく、より竜(ワイバーン)っぽい印象です。こちらにはイモリとカワウソ、そして筆の要素が盛り込まれているようで、「ベリオ(ベリオロス)とかぶらないように」と注意書きがされています。
また特筆すべきは“尻尾”。多くのハンターに辛酸を舐めさせてきたあの巨大な尻尾は、万年筆をイメージしているとのこと。万年筆がインクを飛ばすような泥攻撃をイメージしていたようです。さらにはろくろ、金継ぎといった陶器の堅いイメージも指示されており、細部まで和にこだわられた設定の細かさに驚かされるばかりです。