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来る11月19日、いよいよ『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(ダイパリメイク)が発売されます。ところでリメイク元の『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(ダイパ)にて、おんぷポケモン・「ペラップ」にまつわる隠し要素があったことをご存知でしょうか。
それは、ペラップのみが覚える固有技「おしゃべり」に用意された録音機能。しかし、この仕様が原因で、後の作品でペラップから唯一無二のアイデンティティが消え去ることに…。
ペラップに襲いかかった悲劇
ペラップはオウムがモチーフのポケモンで、人の言葉を覚えて鳴く習性があるとゲーム内で説明されています。そんな習性を再現するべく、「おしゃべり」とニンテンドーDSのマイクを連動させた隠し要素がありました。
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これにより、「おしゃべり」を繰り出したときの音声とペラップの鳴き声そのものがマイクに吹き込んだものに変換されます。ちなみに、「おしゃべり」には相手を混乱させる効果があるのですが、吹き込んだ音声の音量によって混乱する確率が上昇するという仕様がありました。
当時は多くのトレーナーによって様々な音声が収録されていましたが、この仕様が原因でペラップは公式大会において、伝説のポケモンや幻のポケモンと並んで使用禁止ポケモンになってしまいました。主な理由は、「おしゃべり」の録音機能を用いて卑猥な言葉や誹謗中傷ワードが吹き込まれかねないから…というもの。実際DSのマイクの音質はあまり良質ではなかったため、たとえ該当するワードを覚えさせても相手に伝わるかどうかは微妙なところでした。
とはいえ、万が一があったら取り返しの付かないケースになってしまう可能性も。そのため、ペラップが大会における禁止ポケモンになってしまったのは仕方のない判断だったようです。