伝説の「パチリスさん」、再び!『ポケモン ダイパリメイク』で激ムズな四天王&シロナをアイテム無しで打ち破る

『ポケモン ダイパリメイク』を「パチリス6体」でクリアできるのか!? あの世界チャンピオンが挑戦しました。

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伝説の「パチリスさん」、再び!『ポケモン ダイパリメイク』で激ムズな四天王&シロナをアイテム無しで打ち破る
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画像はTwitchより

『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』ではチャンピオンの「シロナ」が非常に強いと話題になっているように、ポケモンリーグに登場する四天王たちが強化されて、高い難度となっています。

その四天王とチャンピオンに「パチリス」6体で挑んだとしたら、はたして勝てるでしょうか? 普通の感覚であれば「無理!」と即答してしまいそうですが、ポケモンの世界大会で優勝者となったパク・セジュン氏なら可能なのです。

◆そもそもなぜパチリスなのか?

画像はポケモンずかんより

パチリスは『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』で初登場したでんきリスポケモン。いわゆるピカチュウ枠に入るようなかわいらしいポケモンで、もともとマスコットとして人気はありました。しかし、ある大会をきっかけに非常に注目されるようになったのです。

その大会とは「WCS 2014」。この年は『ポケットモンスター X・Y』を使ったカロス地方限定ダブルバトルの世界大会が実施されたのですが、その大会で大きく活躍したのがメガガルーラでした。メガシンカによる圧倒的な爆発力で、激しい戦いを繰り広げたのです。

そんな環境にも関わらず、大会に参加したセジュン氏のパーティーにはパチリスが入っていました。一見すると弱そうなポケモンなのですが、実は耐久力はなかなかのもの。おまけに「ほっぺすりすり」や「このゆびとまれ」などサポート性能は(この大会において)かなり高かったのです。

弱点であるじしんを食らってもものともせず、このゆびとまれで仲間のダメージを請け負ってもオボンのみで回復してまだまだ耐え、とにかく場を荒らす。決勝戦ではバンギラスのいわなだれに加えてボーマンダのドラゴン最強技りゅうせいぐんまで耐えきり、大盛りあがりしたのを筆者も覚えています。

大活躍したおかげでセジュン氏といえばパチリスになり、韓国では「セジュンのパチリス」が配布されるイベントが実施。また、一部では敬意を込めて「パチリスさん」と呼ばれるようになったとか。

◆パチリスだけで挑むポケモンリーグは苦行


さて、時は流れ『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のリメイク作である『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が発売されました。そしてセジュン氏はパチリス6匹でパーティーを組んで冒険を繰り広げるという挑戦を始めます。

しかし、さすがにパチリスだけでは難しい。ポケモンリーグに到達するまでの全滅回数は14回でしたが、そこからは25回以上も全滅する事態に。さらにバトル中の道具使用禁止ルールになっていたため、いわゆるドーピングアイテムでゴリ押しもできません。

画像はTwitchより

また、全ポケモンがでんきタイプであるため、じめんタイプにとにかく弱い。ドラピオンの「じしん」でもかなり削られますし、なんとかシロナにたどり着いても最後の強敵ガブリアスが超厄介です。なんせ「あまえる」で攻撃力を下げても「つるぎのまい」で強化してきますし、パチリスではほとんど有効打がないのですから。

WCS 2014ではパチリスの相棒として活躍したガブリアスが最後の強敵として立ちはだかるというのも、なんだか運命的なものを感じさせますね。

◆あらゆる手を尽くして勝利を掴め!

画像はTwitchより

はたしてセジュン氏はどのようにしてシロナを攻略したのでしょうか。

6体のパチリスはそれぞれ違う方向性で育てられており、たとえばメトロノーム(同じ技を使うと威力増加)つき「ころがる」で勢いをつけて相手を倒す個体、あるいはこだわりメガネ(特殊技の威力増加)ででんき技や「くさむすび」を使う個体など、それぞれに違う役割をもたせていました。

トリトドンは「くさむすび」で撃破、その後は特殊攻撃を半減できる「ひかりのかべ」を貼ってから、まるくなったパチリスの「ころがる」でロズレイド、ミカルゲ、ミロカロスを連続撃破。さらにルカリオは「10まんボルト」で突破します。

最後のガブリアスはまさしく総力戦。まずは「シュカのみ」を持った個体がでじしんの威力を半減させつつ、「フラッシュ」を使って相手の命中率を下げます。その後、2連続でじしんを耐え(なつき度によりHP1でふんばれる特殊効果が発動)、追加でフラッシュを当てていきます。

画像はTwitchより

最後に登場したパチリスは「みがいば」個体でした。相手の攻撃力を上げつつ混乱させる「いばる」を当てたあと、攻撃を肩代わりしてくれる「みがわり」を出現させ、混乱時の自傷攻撃(1/3の確率で発動)を狙ってガブリアスを突破しようという作戦です。

パチリスが何度かガブリアスの攻撃を回避したあと、ついにそのときは来ました。なんとガブリアスが混乱によって2連続で自傷したのです。攻撃力が上がっていたのでそのダメージは大きく、ついにパチリスたちがチャンピオンを突破したのです。

クリアしたときはコメント欄もセジュン氏も大盛りあがり。あのときのパチリスの輝きが戻ってきたかのような配信となりました。なお、ポケモンリーグの攻略だけで配信時間は約12時間半。やはり楽ではない戦いだったようです。


《すしし》

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