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プレイヤー自身が主人公となり、冒険を進めていく『ポケットモンスター』シリーズ。そんな同作に欠かせないのが、個性豊かなポケモンたち。ゲームの中では、そんなポケモンの生態が書かれてるポケモンずかんを見ることができます。
説明文はポケモンによってさまざまで、読んでいるだけで時間を忘れてしまうことも…。そこで今回は、ポケモンずかんの説明文の中からクスッと笑えるポケモンの項目を3つご紹介。謎めいた生態を知ることで、思わぬポケモンに惹かれてしまうかもしれませんよ。
親切心じゃなかった?勝手に工事を手伝うドッコラー
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ドッコラーは『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で新たに追加されたポケモン。腕にいつも角材を抱えており、それを振り回して戦います。ホワイトのポケモンずかんでは、「建築現場に現れて工事を手伝う」という生態が明かされていました。
この説明だと親切心から工事を手伝っているように思えますが、実はそうではありません。『ポケットモンスター ソード』のポケモンずかんで新たに「建築の手伝いが好き。雨で工事が休みの日は角材を振りまわし暴れる」といった記述が。つまり建築の手伝いは習性的なもので、人間の役に立つためにやっている訳ではなかったのです。
ホワイトとソードのポケモンずかんの説明を合わせると、ドッコラーはわざわざ自分の巣から工事現場に赴き、そして雨で工事が中止だと一人で暴れている、ということに…。その姿を想像すると、まるで駄々っ子。なんだか慰めたくなってしまいます。
お茶を飲んでほしいのに…不味くて吐き出されるヤバチャ
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ヤバチャは『ポケットモンスター ソード・シールド』に登場するゴーストタイプのポケモン。分類はこうちゃポケモンとなっており、ティーカップのような見た目をしています。
ヤバチャが住処にしているティーカップは有名なアンティークの食器で、世の中に多くの贋作が。そのため、ヤバチャにはがんさくフォルムとしんさくフォルムの2パターンの説明が存在しています。
今回取り上げるのはしんさくフォルム。『シールド』のずかん説明では、「飲みこんだ相手の生気を吸う」という恐ろしい生態とともに、「だれかに飲まれるのを待っているが不味いのですぐに吐き出される」といった可哀想な一面が綴られています。
飲んでほしいのに不味い…そんなジレンマを抱えたヤバチャですが、進化してポットデスになると味が少しだけ改善されるよう。『ソード』のずかん説明で「とても独特な味と香り」と明かされていました。
ポケモンも歳を重ねると落ち着く?面倒見が良いハリテヤマ
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ハリテヤマは『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場したポケモン。相撲取りのような見た目で、張り手一発でトラックを吹き飛ばす怪力の持ち主です。そのためか、力比べが大好きだそう。
そんなハリテヤマですが、『ポケットモンスター・サン』のずかん説明にて、「怪力で知られるが年老いると戦うことをやめマクノシタに稽古をつけるようになるのだ」といった意外な事実が発覚。ポケモンも人間も歳を重ねると落ち着いていくようです。
マクノシタは餅巾着のような見た目をしたハリテヤマの進化前のポケモン。殆どのシリーズのポケモンずかんに、強くなるために日々稽古をしていると記載されています。もしかすると、トレーナーの見ていないところでハリテヤマと一緒に稽古をしているかもしれませんね。
余談になりますが、現在確認されているポケモンの数はおよそ900匹ほど。今回取り上げたポケモンの他にもユニークなずかん説明が多いので、気になる人は是非チェックしてみてください。お気に入りのポケモンの意外な一面を知ることができるかもしれませんよ。