『遊戯王 マスターデュエル』は空前の黄金卿フィーバー!? 知っておくべき“エルドリッチ対策”カードたち

「黄金卿エルドリッチ」対策となるカードをまとめました。エルドリッチ以外に刺さる定番カードも紹介。

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『遊戯王 マスターデュエル』は空前の黄金卿フィーバー!? 知っておくべき“エルドリッチ対策”カードたち
『遊戯王 マスターデュエル』は空前の黄金卿フィーバー!? 知っておくべき“エルドリッチ対策”カードたち 全 9 枚 拡大写真

◆「エルドリッチ」対策カード―デッキバランスで採否を判断!

●墓地で待機してる黄金卿を異次元にぶち込んでやれ!「D.D.クロウ」

【カードテキスト引用】
(1):このカードを手札から墓地へ捨て、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。


こちらは鳥獣族ということで「鉄獣戦線」テーマとも相性が良いですね。それでなくとも墓地効果を防ぐのには最適な一枚。レベル1なので場に出さざるを得ないほど追い詰められても、「リンクリボー」「サクリファイス・アニマ」に繋げることもできます。比較的安いSRなのもお勧め理由の一つ。

●エルドリッチ使いのエルドリッチ対策!? 汎用カードにも効く「抹殺の指名者」

【カードテキスト引用】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。(1):カード名を1つ宣言して発動できる。宣言したカード1枚をデッキから除外する。ターン終了時まで、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。


自分がエルドリッチを使っているか、あるいは“エルドリッチのみ”対処したいと特化するならば、「黄金卿エルドリッチ」とあわせてこちらを一枚入れておくと効果的。自分のデッキからエルドリッチを除外することで相手のエルドリッチを1ターン封じることができます。もちろん、定番となる「灰流うらら」や「増殖するG」に対して使用しても有能です。

なお、「遊戯王 OCG」では準制限を経て2022年1月1日に制限カードにまで指定されました。「抹殺の指名者」が『マスターデュエル』と同じレギュレーションを辿るかはわかりませんが、追加パック次第では制限がかかるかも?

●もう黄金卿エルドリッチを奪っちゃおう!「天龍雪獄」

【カードテキスト引用】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして自分フィールドに特殊召喚する。その後、自分及び相手フィールドから、種族が同じとなるモンスターを1体ずつ選んで除外できる。


罠カードということで事前に伏せておかねばならないのが欠点。ですが素の攻撃力が2500と高めなエルドリッチのコントロールを奪うことができます。種族で統一しているテーマが相手だと割と効果的ですね。

問題はリリース素材にしたり破壊されたりすると黄金卿が相手の墓地に帰ってしまうこと。良いタイミングまで自フィールドで守りましょう。

●特殊召喚なんてやめて殴り合うスタンス「虚無空間」

【カードテキスト引用】
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。(2):デッキまたはフィールドから自分の墓地へカードが送られた場合に発動する。このカードを破壊する。


場にあるかぎり自他ともに特殊召喚を防ぎます。解除は「自分のデッキ・フィールドから墓地へカードが送られた時」。制限カードとなっているので、あくまでメインにはできませんが、発動できた時の安心感たるや凄まじい逸品。

エルドリッチのみならず、特殊召喚でポンポン出てくる敵をブロックして相手の展開を封じ込めましょう。ただし解除手段を用意してないとこっちも展開できないので睨み合いが延々と続く可能性も秘めています。

●1ターンに何度でも使えるのがお得「スカル・マイスター」

【カードテキスト引用】
(1):相手の墓地で魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。その効果を無効にする。


こちらも墓地殺しの一枚。特筆すべきなのは「1ターンに1度」の制限がなく手札に3枚持っていれば3回使えるという点。手札誘発系のモンスターカード全般に言えることですが、場に出すのも選択肢のひとつです。ですが根本は“手札誘発”カードであり、使いどころには気を付けましょう。

●「エフェクト・ヴェーラー」「無限泡影」は効かないので注意!マッチング率の自己分析も忘れずに。

エルドリッチには「エフェクト・ヴェーラー」「無限泡影」などが効きません。攻撃力を強化しているのは「墓地で効果を発動したエルドリッチ」ですので、そのあとの「手札からフィールドに出たエルドリッチ」に対して効果を発動しても攻撃力アップなどを無効化できないのです。手札を経由することで“別のモンスター”扱いになっているので、あくまで「墓地にいるエルドリッチの効果」を防いでください。

また、勝率をあげる上で重要なのは「エルドリッチとの遭遇率」。筆者の偏見では時間帯、ランク帯でマッチングする率が大きく変わるのではと思っています。エルドリッチ対策に偏ったばかりに全体の勝率が下がるようならば、対策カードの採用バランスを考え直してください。


本記事で取り上げたカードは、「遊戯王 OCG」における莫大なカードプールのほんの一握り。遊戯王には様々な「攻略法」があり、環境の僅かな変化、他デュエリストの新戦略などで「最適なカード」というのは変わってきます。

そして、非常によく使われる“定番カード”といえどもデッキ構成ごとに向き不向きがあるのも確か。とりあえず全部入れる、ではなく上級者の解説なども参考にしながらデッキ構築を試行錯誤してみましょう。


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《高村 響》

多義的に面白いことが好きです 高村 響

兵庫県生まれ。子供の頃からゲームを初めとしたサブカル全般にハマっていたものの、なぜか大学にて文学研究で博士課程まで進むことに。本が好きで、でも憎い。純文学を中心とした関係性の中で生きていたが、思うところあってゲームライターに転向。その結果、研究のさなかゲームをしまくっていたことが恩師にバレつつある。 読んでくださっている皆様、どうぞよろしくお願いします。

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