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『ポケットモンスター』において、“本来存在しているはず”のポケモンがいることをご存知でしょうか。ストーリー上や「ポケモンずかん」などで言及されているのに、なぜかプレイヤーが出会うことは一切ない…。そんな謎めいたポケモンの秘密に迫っていきます。
(1)巻き貝タイプのシェルダー
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シェルダーは、上下に開く二枚貝のような姿をしたポケモン。ファンの間では、ヤドンと密接な関係にあることで知られています。というのも、シェルダーはヤドンからにじみ出ているエキスが大好物で、すぐに噛みつこうとするのだとか。
また、これがキッカケとなって、ヤドンはなぜか進化してしまいます。具体的には、尻尾に噛み付けばヤドラン、頭に噛み付けばヤドキングに。なぜかその際には、シェルダーも巻き貝のような姿に変化します。
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ちなみにシェルダーが離れると、ヤドランやヤドキングはヤドンに戻ってしまうのだとか。ではシェルダーも同じように、巻き貝フォルムから二枚貝フォルムへと戻るのでしょうか。
TVアニメ版を参照してみると、『ポケットモンスター』(2019年版)の第26話では、ヤドキングの頭からシェルダーが離れる描写が。しかしシェルダーの姿は、巻き貝のままとなっていました。この描写が真実だとすれば、ヤドンから離れ、巻き貝と化したまま過ごすシェルダーが少なからず存在するはずでしょう。
とはいえ、今のところゲームなどでは「個体としての巻き貝シェルダー」は確認されていません。その生態にはまだまだ謎が多そうです。