『遊戯王 マスターデュエル』「強欲な壺」は育つとマッチョ!? 幸せと謎を呼ぶ「壺」関連カードの数々

この壺、幸福を呼びますよ……。禁止カードですが、おひとつどうですか?

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『遊戯王 マスターデュエル』「強欲な壺」は育つとマッチョ!? 幸せと謎を呼ぶ「壺」関連カードの数々
『遊戯王 マスターデュエル』「強欲な壺」は育つとマッチョ!? 幸せと謎を呼ぶ「壺」関連カードの数々 全 7 枚 拡大写真

コナミデジタルエンタテインメントが手掛ける、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam/ニンテンドースイッチ/スマホ向け『遊戯王 マスターデュエル』。同作の元にもなった「遊戯王」を代表するカードの一枚といえば、「強欲な壺」です。

その効果は「デッキから2枚ドローする」と、いたってシンプルながらも強力なもの。強烈すぎたゆえに禁止カードとなって長らく経ちますが、長く愛され続けており、『マスターデュエル』でも「メイト」として登場。デュエリストの傍らで可愛らしく動き回る彼に癒されている人もいるのではないでしょうか?

幸福をもたらすと言われますが、中に入れた手を出すときに爆発する「強欲の壺」(「マスターガイド2」より)。実はああ見えて生物であり、ここから派生した壺もたくさん。本記事ではそんな「強欲な壺」一族、もとい関連カードを紹介していきます。

ちなみに「壺を買うと幸せになる」というフレーズは「霊感商法」なる霊能力者を偽って高額な壺が販売されたことに由来します。オレオレ詐欺より前に流行った詐欺行為ですのでご注意を。(気になった方は警視庁HP「霊感商法」項を確認ください)

◆本家本元!幸福を呼ぶと噂の「強欲の壺」

遊戯王において重要なのは「確率」。ドローした際に良いカードを引き当てることが勝利に繋がります。というわけで、「有能なドローカード」は幸せしか呼びません。

強欲な壺は発動条件も発動制限もないため、ガンガンドローができます。ドローする上では完璧なカードではありますが、難点を言えば禁止カードなのでデッキには入らないということでしょう。

そんな強欲な壺には精霊が宿っていることもあり、その場合は幸福度が増すのだとか。

◆一族? それとも近縁の生命体!? 壺、よりどりみどり。

「謙虚な壺」「貪欲な壺」「金満な壺」「無欲な壺」「大欲な壺」……。これらは、「強欲な壺」の派生カードになります。謙虚・無欲らは穏やかな顔をしているのに対し、貪欲、金満、大欲はえげつない表情に。

そしてさらに、壺同志がミックスしたかのようなカードも登場しました。今はこちらの方が馴染み深い人も多いのでは。こうなってくると、『遊戯王』が続く中で「壺」派生カードが今後も現れる可能性大。どんな魔改造が施されるかも気になってきますね。

なお「強欲な壺」セルフパロディとして、「強欲なウツボ」というカードも存在。この「ウツボ」は何者なのか、非常に気になります。

◆「強欲な壺」は成長途中!?いずれ、マッチョな「壺魔神」に

「壺」の関連カードには、「壺魔神」というモンスターもいます。なんと、こちらは強欲な壺が成長した姿……。やばい奴が被っているというわけではなく、強欲な壺本人(?)とのこと。中に手を入れられると爆発する「強欲な壺」ですから、無事にここまで成長できる個体は少ないでしょう。

気になる効果は、手札から「強欲な壺」1枚を墓地へ送った際に、デッキからカードを3枚ドローするというもの。とんでもないドローを可能にしますが、肝心の「強欲な壺」自体が禁止カード入りした現状では、全く役目がありません。

同様の憂き目にあっているカードには、前述の「強欲な壺の精霊」などもあげられます。精霊の方は可愛いけど、壺魔神に可愛さはなく……。彼が『マスターデュエル』で使われる日は来るのでしょうか。


あらためて見れば見るほど、謎を呼ぶ「強欲な壺」関連カード群。壺魔神や精霊に関しては設定が開示されていますが、「強欲なウツボ」などはもう意味が分かりません。

2022年3月現在、「強欲な壺」は禁止カードなので『マスターデュエル』においては使用不可です。

そうは言っても、本カードは「遊戯王」屈指の人気カード。以前には実際に壺として販売されたことすらもあります。そして「壺魔神」「強欲な壺の精霊」は効果が意味をなさなくなっているとはいえ、禁止カードにはなっていません。ネタのつもりでデッキに入れてみるのも一興かもしれませんね。


《高村 響》

多義的に面白いことが好きです 高村 響

兵庫県生まれ。子供の頃からゲームを初めとしたサブカル全般にハマっていたものの、なぜか大学にて文学研究で博士課程まで進むことに。本が好きで、でも憎い。純文学を中心とした関係性の中で生きていたが、思うところあってゲームライターに転向。その結果、研究のさなかゲームをしまくっていたことが恩師にバレつつある。 読んでくださっている皆様、どうぞよろしくお願いします。

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