デッキ融合で飛び出す凶悪モンスターに注目!
『遊戯王OCG』の場合には、事情が異なります。「D-HERO」「レッドアイズ」それぞれに、カードパワーが高いエースモンスターが存在しました。それが「D-HERO デストロイフェニックスガイ」と「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」です。
「デストロイフェニックスガイ」の強力な効果は2つ。1つは自分・相手ターンに1回ずつ、自分フィールドのカード1枚とフィールドのカード1枚を破壊する効果。そしてもう1つは、戦闘・効果で破壊された場合、次のターンのスタンバイフェイズに、自分の墓地から「D-HERO」モンスター1体を特殊召喚できるというものでした。
いずれの効果でも「デストロイフェニックスガイ」自身を選べるため、相手のカードを道連れに破壊した上で、自分だけフィールドに舞い戻る…という凶悪なムーブを連発できます。
また「ドラグーン・オブ・レッドアイズ」は、強い効果をひたすらに詰め込んだモンスター。(1)効果の対象にならず、効果では破壊されない、(2)相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える、(3)魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨ててその発動を無効にして破壊し、自身の攻撃力を1000アップする…と、傍若無人をきわめています。
つまり、「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」を使うと、こうした超強力なモンスターがお手軽な条件から飛び出してくることに。対戦相手はたまったものではないでしょう。
「アナコンダ」コンボは強力すぎるため、「ドラグーン・オブ・レッドアイズ」や「フュージョン・デステニー」が禁止カードになるなど、紆余曲折を経ていきます。しかし最終的には、今回の「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」禁止化に落ち着きました。
『遊戯王OCG』と『マスターデュエル』の環境は、この先どんな風に変化していくのでしょうか…。