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『遊戯王OCG』の新たなリミットレギュレーションにて、「王宮の勅命」と「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」が禁止カードとなりました。『遊戯王 マスターデュエル』のプレイヤーには伝わりにくいかもしれませんが、そこには“ヤバイ”事情があったようです…。
お手軽に融合召喚をサポートできる「アナコンダ」
「王宮の勅命」はともかく、「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の強さは一見分かりにくいかもしれません。『遊戯王 マスターデュエル』から入った新規プレイヤーには、「なぜ禁止になったの?」と疑問を抱く人もいるのではないでしょうか。実はこのカードが猛威を振るうのは、『マスターデュエル』に実装されていない“とあるカード”と組み合わせた場合でした。
「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の特筆すべき効果は、「2000LPを払い、『融合』または『フュージョン』魔法カード1枚をデッキから墓地へ送り、その効果を適用する」というもの。2000LPのリスクを元手に、強力な融合モンスターを呼び出すチャンスを得られます。
さらにこのカードが輝くのは、“デッキ融合”を行う融合魔法カードと組み合わせた場合。たとえば「フュージョン・デステニー」は「D-HERO」モンスター、「真紅眼融合」は「レッドアイズ」モンスターを素材に指定した融合モンスターを召喚するための近道。手札・フィールドに素材が存在しなくても、強力な融合モンスターを召喚できる優れものです。
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しかしなぜか『マスターデュエル』では、こうしたコンボがあまり使われていません。その理由は、融合モンスターの戦力。現在実装済みの融合モンスターは、単純にカードパワーが不足しているのです。