
『Fate/Grand Order』の新サーヴァント「なかよしセイバー」について、その正体予想が白熱しています。
4月6日から開催予定の新イベント「水怪クライシス 無垢なる者たちの浮島」で登場決定している「なかよしセイバー」。真名こそ不明ですが、そのビジュアルや宝具映像、2人のやり取りをヒントに正体予想が行われています。
◆有力視される「ベトナムのジャンヌ・ダルク」とは?
有力視されるのが、「徴側(チュン・チャク)」と「徴弐(チュン・ニ)」からなるベトナムの国民的英雄姉妹「徴姉妹(ハイ・バ・チュン)」です。
1世紀頃に活躍した英雄で、ベトナムを支配していた後漢に対し、指導者として反乱を起こしました。最終的に敗れたものの、数年の独立を勝ち取った偉業から独立運動のシンボルとして英雄視。「ベトナムのジャンヌ・ダルク」とも称されています。

徴姉妹とされる根拠は、まずその衣装。ベトナムの民族衣装「アオザイ」をイメージさせるほか、ベトナム全土で用いられる笠帽子「ノンラー」をかぶっています。いかにもベトナム出身という感じ。
そして“姉妹”なのも注目ポイント。なかよしセイバーの片方が「お姉ちゃん」と呼んでいたことから、2人は姉妹と予想されています。

なによりも特徴的だったのは、2人に付き従う「象」の存在。寺院に祀られている徴姉妹は、しばしば「戦象に乗った姿」で描かれます。象が登場するのは、これを意識しているのかもしれません。
ちなみに、本物の「ジャンヌ・ダルク」が活躍したのは15世紀頃なので、徴姉妹の方が古い英雄です。もし本当に徴姉妹だった場合、ジャンヌ・ダルクたちや「インドのジャンヌ・ダルク」と称される「ラクシュミー・バーイー」に会った時の反応が気になるところ。
新イベント「水怪クライシス 無垢なる者たちの浮島」での正体判明に注目です。