2000年代に多数の名作が発売された任天堂の携帯ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」をHDMI出力可能な据え置き機にしてしまう改造キット「GBA HDMI KIT」のKickstarterキャンペーンが進行中ですが、レトロハード改造系YouTubeチャンネルMacho Nacho Productionsにて紹介動画が公開されました。
本キットは自前のゲームボーイアドバンスを分解し、その基板を利用して組み立てます。これまでにもHDMI出力化や据え置き化キットは存在したものの、細かいハンダ付けやケース加工などの技術が必要でした。この「GBA HDMI KIT」はハンダ付け不要で、ケースへの組み込みも非常に容易であることが映像からもわかります。
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コントローラーは余ったゲームボーイアドバンス本体と一部基板を利用して構築したものを利用できる他、PS4やXbox One、ニンテンドースイッチのProコントローラーをBluetoothで接続することも可能です。
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Macho Nacho Productionsはアスペクト比が正しくないことや出力映像がシャープでないことを最大の短所としつつも、ハンダ付け不要の手軽さや価格の安さ(※)を長所として挙げています。
(※)Macho Nacho Productionsによれば「GBA HDMI KIT」はキット135ドル、完成品200ドルで、他社製品(キット210ドル、完成品500ドル)と比べて非常に低価格とのこと。
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「子供の頃の思い出の奥底からノスタルジアを呼び起こしたい」との考えが込められているという「GBA HDMI KIT」のKickstarterキャンペーンは2022年6月4日まで実施。目標金額は390,000香港ドルで、記事執筆時点では約150,000香港ドルのプレッジが集まっています。