独特の世界観がプレイヤーを魅了する!ニンテンドースイッチで遊べるやりごたえ抜群のダークファンタジーゲーム5選

ダークな世界観のゲームってつい手に取ってみたくなります。いまだ中二病の真っ最中です。

任天堂 Nintendo Switch
独特の世界観がプレイヤーを魅了する!ニンテンドースイッチで遊べるやりごたえ抜群のダークファンタジーゲーム5選
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本記事をご覧になっているゲーマーの皆さん、今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。これを機に思い切りゲームで遊ぶ方も多いのではないかと思います。今回はそんな大型連休にうってつけの大ボリュームな作品から高難易度ゲームまで、やりごたえ抜群のダークファンタジーゲームを5つ紹介します。

『Loop Hero』

『Loop Hero』は失われた記憶と世界を取り戻すために世界を冒険する2DストラテジーRPGです。本作はストラテジー・カードゲーム・ローグライクなど、様々なジャンルをうまくミックスさせた作品であり、見た目こそ一見地味ですがその秀逸なゲームシステムは何人ものゲーマーを虜にしてきました。

主人公は、突然何者かの手によって空間・場所・記憶が無に帰してしまった世界で目を覚まします。ループを重ねることで徐々に世界が元に戻ることを知った彼は、近くの集落に身を寄せ冒険の旅に出ます。

冒険を開始すると自動で道が生成され、敵が出現します。敵を倒すとランダムで現在のレベルに合った装備と地形を変化できるタイルがドロップし、このタイルを使いこなすことが本作の鍵であり特徴です。タイルには大きく分けて敵を出現させるもの出現させないものの2種類あり、ボスに備えて意図的に敵を出現させ、レベルと装備を整える必要があります。強い装備欲しさに大量の敵を出現させるとすぐにやられてしまうので、タイミングを見計らいながら強くすることが重要。また、タイルのカードプールは冒険が始まる前にデッキ構築できるため、カードゲームとしての要素も楽しめます。

戦闘は自動で行われプレイヤーは見守ることしかできないので、より勝率を上げるために自動回復やカウンターなど、自分好みの構成を考えるのもストラテジーの醍醐味ですね。本作はゲーム性もさることながらレトロ調のBGMが非常に格好良く、特にボス戦の曲は筆者一押しとなっていますのでプレイされる方は是非BGMにも注目してみてください。


『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』

『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』は美しい背景やキャラクター、ダークな世界観が織りなす幻想的な2DアクションRPGです。死の雨により滅びた王国「果ての国」を舞台に主人公の少女リリィが不死の騎士とともに世界を探索しながら強敵や苦難に立ち向かい、世界の謎を解き明かしていくという物語。リリィは話すことができず、有する能力は浄化のみ。戦闘は背後から現れる不死の騎士が担当します。

本作はメトロイドヴァニアで、難易度は何度もリトライするソウルライクとありがちな組み合わせですが、全体的なゲームバランスが素晴らしく、最後まで程よい難しさのため同ジャンルに馴染みのない方でも楽しめるゲームです。

アクションは基本に忠実。2段ジャンプやダッシュなどが冒険を進めるにつれて開放されます。ボス戦では何度もリトライをすることになりますが、モーションは分かりやすいものが多く、諦めずに回避やガードを駆使してようやく倒した達成感は何ものにも代えがたいです。

全26種類あるスキルは最大6種類までセットでき、鉄球を振り回したり魔法弾を撃ったりと、状況に応じて切り替えることで攻略の糸口を見つけられます。経験値はやられてもロストせず、パラメータの振り分けも固定のため他のソウルライクよりも優しい難易度になっているのも本作が遊びやすいポイントです。

また、ステージには隠し通路や隠しアイテムなどが豊富にあり、メトロイドヴァニアならではの探索要素を存分に楽しめます。攻略に詰まったら探索をして強化するのも良いですね。本作のビジュアルに心惹かれた方はもちろん、ちょっぴり高難度なゲームを始めたい方におすすめです。


『Graveyard Keeper』

『Graveyard Keeper』は中世を舞台とした知る人ぞ知る墓地経営シュミレーターゲームです。主人公はある日交通事故に遭い、その衝撃で昔の世界へタイムワープしてしまいます。古めかしい街並みや喋る骸骨など、一風変わった世界を部隊に、彼は元の世界に戻るため墓守となり冒険をします

本作のゲーム性は『牧場物語』や『スターデューバレー』といった農業ゲームに近く、墓地を経営しながらお金を稼ぐことが目的です。一番の特徴はダークな世界観と現代の倫理感とはかけ離れた冒涜的な行動が取れること。もちろん野菜や養蜂などでも稼げますが彼の職業は墓守、亡くなった方を埋葬し収入を得るのが本業です。埋葬する前に死体を解体し、肉はハンバーガーに、皮は紙に、内臓は錬金術に使うことで、より多くの収入を得られます。

お金を稼ぎ徐々に行動の幅が広がる経営ゲームの楽しさをそのままに、独特な世界観という名のスパイスが入ることでプレイヤーの心を鷲掴みにしていきます。

日本語ローカライズも素晴らしく、NPCのユーモラスな言い回しやブラックジョークなど、暗い世界観の中明るい会話が飛び出すシーンが多々あるため、テキストを読んでいるだけで本作に没頭できます。また、死体をゾンビとして復活させ労働力にする『Breaking Dead』、自分の酒場を経営しバックストーリーが楽しめる『Stranger Sins』など、魅力的なDLCも合わせてチェックしてみてください。

『Salt and Sanctuary』

『Salt and Sanctuary』は2D版ダークソウルとも言われるソウルライクな2DアクションRPGであり、ローリングやパリィ、致命の一撃をはじめとしたシステムと、暗いダークファンタジーな世界観にその影響が見て取れます。主人公は、王女を護衛中に敵国の船と正体不明の怪物によって海へと投げ出されることに……。気を失った彼はやがて海岸で目を覚まし王女を探す旅に出ます。

ゲーム開始時に選べる職業は騎士・盗賊・料理人などの8種類から選べ、職業によって最初から持っているスキルと初期装備が変化します。

本作の魅力の1つが、このスキルツリー。選んだ職業によって入手しているスキルは異なりますが、好きな方向にスキルツリーを繋げることで、職業に縛られず気になったスキルは後から取得できます。剣と魔法で魔法剣士にしたり、銃で遠距離から戦ったりと、プレイスタイルに合わせて自分好みにカスタマイズできるのも嬉しいポイントです。

本作は戦闘面だけでなくテキストも素晴らしく、各アイテムに付随するフレーバーテキストはモンスター図鑑・スキルツリーの各スキルに至るまで、読んでいるだけでわくわくするテキストが書かれており、攻略そっちのけで没頭できます。タイトルにもある「サンクチュアリ」はゲーム内に存在する7つの宗教と関連性が強く、信仰する宗教によって召喚できるNPCは全て外見や会話時の台詞が違うなど、細かいところまで作りこまれています。

また本作の続編である『Salt and Sacrifice』が2022年5月11日(水)にPS4/PS5/PC向けに発売するので、こちらも是非チェックしてみてください。

『MISTOVER』

『MISTOVER』はローグライクとターン性コマンドが融合した高難易度ローグライクRPGです。突然発生した巨大竜巻から現れた幻獣により、世界は滅亡に瀕してしまいます。プレイヤーは唯一の生き残りである王国アルタにて調査団を結成し、調査に向かうという物語です。

雇える職業は全部で8種類。RPGお馴染みの盾役パラディンから魔法使いウィッチなどから、面倒くさがりのオンミョウジ、落ち着きのないグリムリーパーなど個性豊かな面々が揃っており、会話を聞いているだけでキャラクターの個性が読み取れそうです。

本作を高難易度ゲームとしている特徴として、ゲーム全体に制限時間が設けられた滅亡の時計、隊員が死亡すると復活できないパーマネントデスがあります。滅亡の時計はゲーム開始時23時40分を指している時計が、探索等の時間経過により0時に回った瞬間にゲームオーバー。世界の滅亡とともにセーブデータも消滅するといったハードコアなシステムです。時計の針はダンジョン探索や街の行動によって増減し、ボス撃破・隊員の救助など善い事を行えば進行を止めることができ、滅亡を先延ばしにできます。仲間の死亡・隊員の解雇など、悪い事を行うと時が早く進んでしまうため、常に戦略を考え緊張感を持ちながらプレイしましょう。

戦闘はオーソドックスなコマンド式バトル。相手から受けるダメージも大きく、一度に半分以上のHPを失うこともあり、パーマネントデスも相まって普通の敵でも油断は禁物です。特に状態異常に注意が必要で、毎ターンダメージを受ける出血や一定時間行動不能になる麻痺など、放置をすると死に直結するものが多くあり、プレイヤーの適切な対処が求められます。

初見クリア率は難易度やさしいでも50%ほどとも言われた高難易度ゲーム。腕試しをしたい方や、腰を据えてプレイしたい方におすすめです。



以上、ニンテンドースイッチにて発売中のインディゲームの中からGWにピッタリなダークファンタジーゲームを5つ紹介しました。どのゲームもクリアまでに時間のかかるものばかりですが、世界観が素晴らしく没入感に浸れるためクリアしたときの達成感はひとしおです。


まとまった時間のあるGWに是非プレイしてみてはいかがでしょうか。

《おべ》

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