■「冬の結晶」と「虚数魔術」は、将来的にも使えるの?
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どの概念礼装を選ぶか悩んでいる方は、汎用性・有用性ともに優れている「冬の結晶」か「虚数魔術」の2択が無難です。また、ステータスの優位性や今後の限界突破を考慮する方は「冬の結晶」を、マテリアルを埋める目的や現時点で4枚まで揃っている場合は「虚数魔術」を、それぞれお勧めします。
ちなみにNPチャージ礼装は★5概念礼装にもあり、特に「カレイドスコープ」が強力です。1枚だけでもNPを80%チャージでき、最大限界突破時のチャージ量は100%。これだけで宝具の発動が可能になります。また、ATKも最大で2000まで伸びるので、ステータス面でもかなり優秀です。
しかし、この「カレイドスコープ」があれば、「冬の結晶」や「虚数魔術」は不要になるのかと聞かれれば、それは明らかにNOです。確かに効果は「カレイドスコープ」が上回りますが、レアリティの関係から「冬の結晶」と「虚数魔術」はコストが9で済みます(ちなみに「カレイドスコープ」のコストは12)。
『FGO』のコスト管理はかなり厳しく、この差は決して侮れません。そのため、マスターレベルが最大まで上がったとしても、「冬の結晶」と「虚数魔術」の出番がゼロになることはまずありません。その意味でも、選んで損のない礼装です。
■戦いの幅を広げてくれる礼装をピックアップ!
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「冬の結晶」や「虚数魔術」と比べると汎用性などは落ちるものの、使いどころのある概念礼装はほかにもまだあります。
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例えば、防御力が15%/20%アップする「鋼の鍛錬」は、戦闘が長引く場合、地味ながら役立ちます。また敵が男性なら、〔男性〕特防状態を25%/30%付与する「マグダラの聖骸布」が、ピンポイントな分だけ効果は上です。
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防御力20%ダウンというデメリットは痛いものの、クリティカル威力を40%/50%アップというパワフルな性能を持つ「騎士の矜持」は、相性のいいサーヴァントに持たせると侮れない効果を発揮します。そして、こちらは運頼みになりますが、確率でガッツが発動する「死霊魔術」もなかなかユニークな性能です。
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できれば最大まで限界突破したいので、完成までの長さを考えるとややお勧めしにくいところはありますが、NP獲得量15%/20%アップ&NPを30%/50%チャージする「庭園の守り人」もかなり嬉しい効果です。スキルのサポートなどで火力が十分なら、チャージで宝具発動を目指し、かつNP獲得量アップで2発目も目指しやすい「庭園の守り人」。その隙のなさ、見逃すには惜しい性能です。
このほかにも、NPチャージと宝具威力アップを併せ持つ「願望の器」や、ターン制限こそありますがアーツカードの性能を高めにアップしてくれる「毒蛇一芸」なども、手持ちの戦力によっては候補に加える価値のある概念礼装です。
戦力の状況は個々のマスターで異なるので、どれがベストなのか絶対の正解はありません。ですが、今回ピックアップした概念礼装は、いずれもわかりやすい長所があり、初心者でも使いやすいと思います。
まずは自分の戦力と相談し、そしてどうしても悩む場合は、「冬の結晶」か「虚数魔術」を選ぶのも一興でしょう。決められずに交換期限が過ぎる、という最悪のルートを回避するためにも、今回の提案をぜひご一考ください。