発売から5年以上経つ『ニーア オートマタ』は、なぜ今も注目されるのか? スイッチ版も発売される名作の“これまで”と“新たな1歩”

最も早く登場したPS4版から数えると、5年以上の月日が経ってからリリースされたスイッチ版『ニーア オートマタ』。これだけの時間が流れてもなお、注目を集めるのはなぜなのか。その背景や、これから先に待つ展開について紹介します。

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発売から5年以上経つ『ニーア オートマタ』は、なぜ今も注目されるのか? スイッチ版も発売される名作の“これまで”と“新たな1歩”
発売から5年以上経つ『ニーア オートマタ』は、なぜ今も注目されるのか? スイッチ版も発売される名作の“これまで”と“新たな1歩” 全 10 枚 拡大写真

■『ニーア オートマタ』の広がりは5年の歳月を経てスイッチに。そして、この先の展開も……!

ヨコオ氏の作品は多くのファンが関心を寄せ続けてきましたが、『ニーア オートマタ』ではプラチナゲームズがゲーム性を力強く支えたため、その相乗効果で魅力が爆発。本作の発売日以降も世界累計出荷数が伸び続け、昨年6月には600万本を突破、2022年6月時点には650万本まで伸びました。

好調な売れ行きの理由は、もちろん『ニーア オートマタ』自体の魅力が広く伝わった結果ですが、プラットフォームの拡大も重要なポイントでしょう。まず、PS4版発売からほどなく、Steam版が発売(2017年3月)され、PCユーザーにもこの名作が届きました。

さらに、その翌年にはXbox One版もリリースされるなど、国やハードの垣根をいくつも飛び越えて『ニーア オートマタ』が展開。本作がもたらす刺激的な体験は、広範囲にわたって拡散し続けました。

しかし、現行における主な環境で、大きな穴がひとつだけあります。それは、こちらも世界的に広く普及しているニンテンドースイッチです。今年6月の時点で、スイッチ本体の世界累計販売台数は1億1,108万台。これだけ大きな市場は、どんなゲームメーカーにとっても魅力的に映ります。

またスイッチユーザーからも、『ニーア オートマタ』のリリースを望む声が上がっていましたが、スイッチの性能面から「移植は難しそう」といった意見もあり、要望はあるものの望みは薄いだろうという見解が広がっていました。

『ドラッグオンドラグーン』シリーズや『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』といった関連作も、任天堂向けのゲーム機にはリリースされていません。こうした背景から、半ば諦める空気が広がっていました。

しかし、スイッチ向けとなる『NieR:Automata The End of YoRHa Edition』の発表で一変。待望の作品がスイッチにも訪れることが判明し、そして本日10月6日に無事リリースされました。

任天堂のゲーム機に訪れた『ニーア オートマタ』が、これから新たなユーザーを虜とすることでしょう。しかし、『ニーア』の刺激的な展開は、まだ終わりを迎えません。すでにTVアニメ化が決まっており、アニメ「NieR:Automata Ver1.1a」が2023年1月より放送を開始します。

数々のプラットフォームに登場し、そしてスイッチ向けにも活躍の場を広げた名作が、アニメでどのように描かれるのか。まずはスイッチ版をプレイし、TVアニメの放送に備えておきましょう。


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(C)SQUARE ENIX/人類会議
※本記事の画像は全てPS4版のものです。


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《臥待 弦》

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