Amazonの「ブラックフライデーセール」の全自動麻雀卓で思い出した、ゲーマーと麻雀の意外な接点

ゲームと麻雀は、他のテーブルゲームよりも結びつきが深く、様々な形で広がりを見せています。そんな麻雀とゲームの意外な関係を振り返ってみました。

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Amazonの「ブラックフライデーセール」の全自動麻雀卓で思い出した、ゲーマーと麻雀の意外な接点
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筆者のようなゲームライターにとっても、セールは嬉しいものです。各所で行われていた「ブラックフライデーセール」にも、ずいぶんとお世話になりましたが、そろそろ終わりを迎えつつあります。

Amazonでも、本日12月1日の23時59分でブラックフライデーセールが終了。何か買い残したものがなかったか、改めてセール対象商品を眺めていたところ、「全自動麻雀卓」が目に留まりました。

日頃、プライベートでもゲームばかり遊んでいますが、筆者のようなゲーマーでも、麻雀と関わったことは一度ならずあります。そんな、ゲーマーと麻雀の意外な接点の一例を振り返ってみました。


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■ファミコン時代、『麻雀』が人気の一端を担っていた!?

家庭用ゲーム機の一大ブームを巻き起こした「ファミコン」は、『スーパーマリオブラザーズ』に『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』など、多くの名作を生み出しました。しかし、こうした人気作が最初から登場したわけではありません。

『ドンキーコング』や『マリオブラザーズ』といったアーケードからの移植作が最初期のファミコンを支えましたが、もうひとつ大きな柱がありました。それは、『麻雀』や『ベースボール』などのラインナップです。

当時のファミコンは文化としてまだ馴染みが薄く、子供がねだって買ってもらうハードルの高さは今以上でした。反面、『麻雀』や『ベースボール』などは、当時の父親世代を的確に狙い撃ちし、「親に買わせて、家に来たファミコンを子供が遊ぶ」といった図式が少なからず存在しました。

当時、野球は毎日のようにゴールデンタイムで放送。そして、「接待麻雀」という言葉も飛び交うほど、麻雀も定番の娯楽でした。こうした流れから、ファミコンと『麻雀』をセットで購入する親世代も多く、友達の家に行くとかなりの頻度で見かけたのを覚えています。

■ゲーム業界でも長年愛され続けた「麻雀」

麻雀ソフトが登場したのは、ファミコンだけではありません。ゲーム機が進化してもほぼ常に、あらゆる時代で活躍を続けました。しかも、麻雀名人やタレントが関わったもの、麻雀漫画のゲーム化、美少女との組み合わせ、シンプルシリーズのような低価格路線など、方向性も多彩さを見せます。

本格麻雀もあれば、ゲームだからこそ許される“トンデモいかさま麻雀”もありましたが、それらを全て受け止める器の大きさが麻雀人気の理由だったのかもしれません。

特に独自の文化を形成したのは、アーケードにおける「脱衣麻雀」。役を揃えて上がると、対戦相手の美少女が服を一枚脱ぐセクシー要素が、ゲームファンの心を揺さぶります。実際にプレイするだけでなく、他の人のプレイをこっそり覗き見している光景も日常茶飯事でした。

また麻雀は、ゲーム内のミニゲームとしてプレイできる場合も、このケースは、『龍が如く』シリーズなどが特に有名です。インターネットの普及以降は、オンライン対戦ができる基本無料ソフトも続出し、今も根強い人気を誇っています。

■牌の手応えが味わえ、面倒が少ない全自動麻雀卓

形や切り口を変えつつ、今も多くの麻雀ゲームが、コンシューマー・PC・スマホを問わずに活躍中です。それは、麻雀そのものの人気も理由の一端ですが、麻雀が持つゲーム性と、ゲーマーの相性の良さにもあると睨んでいます。

コンピューターゲームの多くは、取捨選択の繰り返しです。アクションやSTGは、ルートや動きを常に判断し続け、反射的に対応します。ターン制RPGやSLGなら、その時その時の最適解を求めて行動を決定。無数の選択肢の中から悪手を捨て、よりよい選択を見つけることが、ジャンルを超えて共通する要素と言えるでしょう。かたや麻雀も、牌の取捨選択が最重要な娯楽。その本質がゲーマーとの相性もよく、リアルに麻雀を打つゲームファンも珍しい存在ではありません。

「ゲームでも麻雀ができるのに、なんでリアルで打つ必要が?」と思われることでしょう。確かに、単純に麻雀がしたいだけなら、麻雀ソフトはいくらでもあります。また、プレイ中のコミュニケーションを楽しむにしても、ボイスチャットのオンライン麻雀で十分です。

ですが、実際に牌を握る手応えばかりは、ゲームでは補えません。牌を握り、図柄を確認するあの一瞬の感触は、リアルでのみ味わえる刺激です。また、当たらないよう願いながらの打牌や、上がった時に倒す牌の感触も、決して代替できない実感が伴います。

いくらゲームであっても、リアルゆえに味わえる感触には追い付けません。が、実際に遊ぶとなると、牌を混ぜたり並べたりは案外手間です。この点は、ゲームだと全て自動で行ってくれるので、手軽さではゲームに軍配が上がります。

しかしそれは、あくまで普通の麻雀卓の話。全自動卓ならそうした手間が大きく削減され、麻雀そのものだけに集中できます。イメージでは、全自動麻雀卓の価格はかなり高い印象でしたが、こうしてセールを眺めていると、中には6万円台の商品もありました。

ゲーム機+周辺機器ほどの価格で買えるものから、ゲーミングPC程度のものまで、Amazonのセールでは様々な価格帯の全自動麻雀卓が並んでいます。それなりに雀荘へ足を運ぶ方なら、その場代分を考えれば、決して悪い選択肢ではなさそうです。

面倒な準備は機械に任せ、牌の感触を楽しみたい。そんなゲーマー兼麻雀ファンは、今回のブラックフライデーセールも貴重なチャンスかもしれません。ただし、12月1日いっぱいでセールが終了するので、その点にご注意を。

【Amazon 全自動麻雀卓 セール対象一例】(特選タイムセール価格)

・ONE STEP 全自動麻雀卓(¥68,210)
・MJ-REVO 全自動麻雀卓(¥76,300)
・全自動麻雀卓 家庭用 AMOS JP2(¥146,500)
・MJ-REVO 点数表示 全自動麻雀卓 LIVE(¥169,800)
・全自動麻雀卓 点数表示 AMOS JP-EX 折りたたみタイプ(¥253,880)


「全自動麻雀卓」のセール一覧はこちら
MJ-REVO 点数表示 全自動麻雀卓 LIVE 28ミリ牌
¥169,800
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
MJ-REVO 全自動麻雀卓 SE 33ミリ牌
¥76,300
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《臥待 弦》

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