“全てを終わらせること”まで考えていた―『VALORANT』プロゲーマーがうつ病を告白

チームは彼にとって「2番目の家族」

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“全てを終わらせること”まで考えていた―『VALORANT』プロゲーマーがうつ病を告白
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プロゲーミングチーム「Team Vitality」の『VALORANT』部門に所属するTwisten選手が、文書投稿サービス「TwitLonger」を通じ、自身がうつ病に悩まされていたことを告白しています。

Twisten選手はデュエリストとして活躍する19歳の若きプレイヤー。昨年11月に「Team Vitality」に加入しました。現在ブラジル・サンパウロで開催中の「VCT LOCK//IN」にも出場。初戦を突破するも、第2戦では強豪チーム「Leviatán」にマップスコア0-2で敗北を喫し、大会からの敗退が決定しました。

投稿された文書では、まずTwisten選手がLeviatán戦後の記者会見を欠席した理由を説明しています。大敗を喫した直後では「新鮮な空気が必要だった」とし、怒りや無謀な行動からではないと釈明しつつ、Leviatánはより良いプレイをしていたと賛辞を送りました。

続けて、彼が抑うつ状態にあったことを告白しています。

昨年12月に行われたコミュニティ大会「Red Bull Home Ground」を終えた後、彼はクリスマス休暇のために一度故郷チェコに帰国しました。そして、2年間戦ってきたうつ病が急速にエスカレートし、自傷行為におよび“全てを終わらせること”まで考えていました。彼は父親に救われ、数日の間医療施設に入院したとのこと。この時のことを「人として、プロアスリートとして最も辛い時期であった」と振り返っています。

また、彼にとってチームは2番目の家族であると述べ、自傷行為の跡を隠す必要なく快適なプレイ環境を整えてくれたチームスタッフとメンバーにたくさんの言葉を使って感謝を示しています。

文書の最後では、チームと支えてくれた全ての人々のために戦う覚悟を見せ、チームの応援ハッシュタグ「#VforVictory」で締めくくっています。

Twisten選手とTeam Vitalityが挑むインターナショナルリーグは、3月に開幕予定です。

《Okano@RUGs》

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